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第395話〜鬼太郎抹殺作戦〜 ページ23

横丁の皆は片車輪の兵器が放たれたのを、呆然と見上げた

猫娘は反射的に走り出そうとしたが、砂かけに止められる

砂かけ「猫娘!お前が行ってどうしようと言うんじゃ!!」

猫娘「でもでも!鬼太郎があんなに頑張ってるのに!!」

じわり、と猫娘の目尻に涙が浮かんだ

ーーーーーーーー

奇跡が起きて兵器がピタリと止まる、なんて事があるはずもない

それは段々と、着実に都市に近付いていった

鬼太郎「やめろぉぉぉぉぉッ!!」
A「やめてぇぇぇぇぇッ!!」

二人の悲鳴が重なり、そして兵器は……


__都市に落下することなく、遮られた

海から吹き出てきた巨大な水の柱が

何よりも速く進んでいた兵器を跳ね返す強い風が

纏っていた炎と一緒に兵器を凍らせた吹雪が

都市の1歩手前でそれを止めた

横丁の皆も、ぬらりひょんも、鬼太郎とAも…

その兵器を止めた者達に目を開いた

水柱、強風、吹雪の先に居たのは

多くの河童達を連れたカンキチとシバテン

天狗の団扇を片手に、大勢の天狗ポリスを率いた大天狗

数人の雪女達を引き連れた女郎

伝書を受けた妖怪達が、勢揃いしていたのだった

先程まで絶望に染まっていた横丁の皆や、鬼太郎達の顔が段々と希望に満ちていく

鬼太郎「…皆…!」

ーーーーーーーー

ぬら「馬鹿な…!!何故鬼太郎を…!?」

ぬらりひょんも、鬼太郎達とはまた別の意味で驚いていた

ーーーーーーーー

猫娘「皆…どうして…?」

片車輪を見据えたまま、シバテンが応える

シバテン「ライバルが死んじまっちゃ困るからな

今回は手を貸すだけだ」

シバテンに次いで、雪女郎も猫娘の方を見て微笑んだ

雪女郎「なんか鬼太郎のあの姿を見ていたら、心が動かされてね」

皆の言葉に、猫娘の目が更に潤んだ

大天狗「本体の炎はちゃんちゃんこでないと消せんぞ」

シバテン「だが手を貸すぐらいできるだろ」

雪女郎「そうね」

大天狗「うむ」

流石、と言うべきか

それぞれの頭であるシバテン、大天狗、雪女郎は簡潔に言葉を交わしあって策を決めた

シバテン「行くぞぉ!!」

シバテンの掛け声と共に、河童達は水を吹き出し

その水を雪女郎達が氷の砲弾の形にして凍らせ

大天狗達は雪女郎達が作った氷の砲弾を片車輪に向けて飛ばした

そして片車輪に当たった氷の砲弾は水蒸気爆発を起こし、鬼太郎の周りの炎を吹き飛ばす

鬼太郎「炎が…!!」

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設定タグ:ゲゲゲの鬼太郎 , 夢主 , 妖怪   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - スムージーさん» えぇ、もちのろんです。(真顔)← (2017年11月19日 21時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - 桜さん» ありがとうございますぅ!!!いえいえ、作者も変なので全然大丈夫ですよ!!wこんな小説でも発狂してくれたなんて、嬉し過ぎてこっちが発狂しそうです!これからもどうぞ見ていってください! (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - サヤノさん» おぉ!ありがとうございます!参考にさせていただきますね!もう随分前からお待たせさせてしまってますが、もう少しで書けるのでお待ち下さい!リクエストを貰った側が言うのもなんですが、本当にごめんなさい(´・ω・`) (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もうめっちゃ大好き!!いきなり変な事言ってすみません。頑張ってください!!もう、毎日見て発狂してますww← (2017年11月19日 17時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 出来るだけ早く、妖怪裁判の前の回は確かゴーゴンと古椿とモンローさんとピーさんの列車と一目入道と鬼太郎グッズとゆらりひょんの脱獄と見上げ入道さん親子と二大鬼髪と松明丸と死神ツアーとそれから地獄ツアーと西洋妖怪対戦で以上です。 (2017年11月19日 9時) (レス) id: 876a5b3505 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スムージー | 作成日時:2017年10月6日 20時

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