第393話〜鬼太郎抹殺作戦〜 ページ21
鬼太郎の気迫に押されて不承不承頷く
一反木綿「う〜、ん…わかった…」
そして一反木綿は急旋回すると、鬼太郎を撃ち出した
片車輪も負けじと火の玉を鬼太郎に向かって放つ
一発目は鬼太郎も勢いでかき消せたが、二発目で弾かれてしまった
鬼太郎「うわぁっ!!」
一反木綿「鬼太郎!」
────────
目玉「鬼太郎!」
A「鬼太郎さん!」
コックピットの中にいる二人も、落ちていく鬼太郎を見て叫ぶ
ーーーーーーーー
鬼太郎「くぅっ!!」
弾き落とされた鬼太郎は、咄嗟に髪の毛ロープを伸ばして片車輪の機体に縛り付けた
そのまま燃え盛るコックピットに向かってスルスルと上っていく
そして横丁の皆が不安げに見つめる中、ようやく機体の中部辺りに上ることができた
────────
その途端、ぬらりひょんの目が獲物を捕らえた獣のように光る
ぬら「ふっはっはっはっは!!
"飛んで火に入る夏の虫"とはまさにこのこと!!片車輪、鬼太郎を焼き払え!!」
ぬらりひょんの言葉を聞いた片車輪は、機体中部を炎で覆うように大量の炎を吐き出した
津波のような炎が鬼太郎を襲い、姿が見えなくなる
『グッハッハッハ!!』
片車輪の笑い声と重なるように、ぬらりひょんの声も響いた
ぬら「どうだ鬼太郎!その炎の中では手も足も出まい!!
焼き尽くされ、黒焦げになるがいい!!」
────────
一方、鬼太郎はちゃんちゃんこにくるまって黒焦げになるのを防いでいた
鬼太郎「っ…うぅ…
諦めて、たまるか…!」
鬼太郎はノロノロと立ち上がり、コックピットを見据える
鬼太郎「父さん…Aちゃん…今行くよ…!」
Aと目玉おやじも、コックピットから鬼太郎の様子を心配そうに見つめていた
コックピットのある機体の上部まで登ろうと、機体に手を当てる
だが、炎によって皮膚が焼けるような熱さになっていた
しかし、鬼太郎は手の平が火傷する事も気にせずに機体を登り出す
鬼太郎「うっ…うぅ…
…諦めない…!最後まで、守ってみせる…!
父さんも…Aちゃんも…人間の街も…!」
────────
全国の妖怪達に流れている映像でも、鬼太郎が炎の中で肉を焼く鉄板に等しい機体をよじ登る様子が流されていた
ぬら〖妖怪諸君!これが天罰だ!!
よぉ〜く見るがいい!鬼太郎のやられる様を!!〗
必死の思いで機体を登る鬼太郎は、炎のせいで全身傷だらけ、酷く息が乱れて今すぐ倒れてもおかしくない位になっている
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桜(プロフ) - スムージーさん» えぇ、もちのろんです。(真顔)← (2017年11月19日 21時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - 桜さん» ありがとうございますぅ!!!いえいえ、作者も変なので全然大丈夫ですよ!!wこんな小説でも発狂してくれたなんて、嬉し過ぎてこっちが発狂しそうです!これからもどうぞ見ていってください! (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - サヤノさん» おぉ!ありがとうございます!参考にさせていただきますね!もう随分前からお待たせさせてしまってますが、もう少しで書けるのでお待ち下さい!リクエストを貰った側が言うのもなんですが、本当にごめんなさい(´・ω・`) (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - もうめっちゃ大好き!!いきなり変な事言ってすみません。頑張ってください!!もう、毎日見て発狂してますww← (2017年11月19日 17時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 出来るだけ早く、妖怪裁判の前の回は確かゴーゴンと古椿とモンローさんとピーさんの列車と一目入道と鬼太郎グッズとゆらりひょんの脱獄と見上げ入道さん親子と二大鬼髪と松明丸と死神ツアーとそれから地獄ツアーと西洋妖怪対戦で以上です。 (2017年11月19日 9時) (レス) id: 876a5b3505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スムージー | 作成日時:2017年10月6日 20時