偶然 2 ページ13
「う、、う、梅ちゃん？！なんでここに？！？！」
私は驚いて後ずさりをした。
「今日のイベントのゲスト予定で来たんだよ。Aちゃんは、、買い物？」
そう言って梅ちゃんは私の買い物袋を覗いてきた。
なんだか久しぶりの梅ちゃんに緊張してしまって、変な汗が出る。
「うーーん、、まぁね、、」
少しだけ二人の間に沈黙がはしった。
「あのさ、、花火大会。行こっか……」
「え？？」
梅ちゃんのいきなりの提案に私はとにかく驚いた。
まさかそんなふうに梅ちゃんからお誘いが来るなんて思っていなかったし、
確かに梅ちゃんと行く花火大会も楽しそうだ。
だけど、私はだーますを誘うつもりだし、、
だーますに断られても友香と行くつもりだし、、
なんやかんやで思考回路をぐるぐるさせていると、梅ちゃんは言葉を付け足した。
「だーますさんと行くことになってるから。」
なんだって？？
今なんと言われましたかこの方は。
誘われただけで動揺してたのに、まさかだーますと絶対にまわれてしまう花火大会ミッション？！？！
もう動揺どころか私の頭は真っ白だ。
「あ〜もしかして、友達ともう約束した？それなら、友達もつれてくる？」
「い、行きます！ぜひ行きます！！」
私は食い気味に誘いをOKした。
「そんなにだーますさんがいいのかよ(笑)」
そう言って梅ちゃんは私を小突いた。
なんだか梅ちゃんの言葉を不思議に感じた。
まるで梅ちゃんがいいって言って欲しいみたいだ。
まぁそんなの考えすぎだって思うけど、、でもなんだか引っかかるような気もしてしまった。
「あ、イベントの時間間に合わない。じゃあまた。」
梅ちゃんは私に一言残してそそくさとどこかへ行ってしまった。
私は梅ちゃんの余韻に浸りながらぼーっと突っ立っていると、後ろから友香が現れた。
「あんたなにボーッとしてんの。まるで芸能人にあって余韻に浸ってるみたいよ〜」
私はそこ言葉に瞼をかっぴらいた。
私の表情から察したのか友香はあんぐりと口を開けた。
「今梅ちゃんとあっちゃった……」
「それで？」
「イベントのゲストらしいよ……」
「それで？」
「は、は、、、
花火大会にだーますと行くからって誘われちゃった……」
「はぁ？！？！？！？！」
予想外の事態に友香の声がショッピングモールに響き渡った。
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桜井なお（なお）(プロフ) - めっちゃ面白いです！ (2022年9月12日 22時) (
レス) @page15 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
の - たくさん更新してくださりありがとうございます！現実でなかなかお祭りに行けない状況なので、読みながらかなりワクワクしています。今年の夏の思い出になりそうです。 (2020年8月17日 22時) (レス) id: 4cc89829fe (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - のさん» この作品を読んでいただきありがとうございます。これからも更新してまいりますのでよろしくお願い致します^^ (2020年8月14日 21時) (レス) id: 391a34789c (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - mitmit3223さん» 更新いたしました。コメントいただきとても感謝しております。続きもできるだけ早く更新いたしますのでよろしくお願いします (2020年8月14日 21時) (レス) id: 391a34789c (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ともかさん» 更新致しました。読んでくださりありがとうございます。今後も更新してまいりますのでよろしくお願い致します^^ (2020年8月14日 21時) (レス) id: 391a34789c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2020年3月11日 15時
