【呪術廻戦】さしす組の大好きな先輩。

大好きな先輩。38 ページ38

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『あっはっはっ！！！うへぇ、！』



「センパイうるさい」




今日は硝子の部屋でお泊まり会。



たまには女子っぽいことしてみよーぜってなってお裁縫とかしてみちゃったんだけど、糸通すたびに針を自分の指に刺しちゃって血まみれになった。



なぜか私はそれにツボった。



美しいほどの引き笑いを硝子にお披露目した。



うるさいって言われたけど。




『そういえば硝子は恋とかしてる？』



「……いない」




少しの間が空いて、今にも消えそうで悲しく微笑みながら硝子が言った。


なんだか踏み入れない方がいいような気がした。




「センパイこそいないの？」



『いやもう恋は懲り懲りよ』



「確かに」




私の恋にはいい思い出が無さすぎる。



元彼といい、最近の脅しの子だったり、小中学生の時にも……まぁ色々あった。



それでもう恋は当分いいかなと思ってる。



硝子には今までの散々な恋全部話してるから分かってくれた。




「今までで本気で好きになった人いる？恋愛で」



『本気で好きな人……いないわ。誰一人として顔が浮かばん』




一回本気の恋をしてみたいよね。




『私は硝子一筋で行かせてもらうよ』



「そうして」



硝子があんまり真っ直ぐな目で私を見るから思考が停止しかけた。




「センパイ起きてるー？」



『…あっ、ごめんめっちゃ起きてる』





めっちゃボーッとしてた。



そんなことより硝子今日も可愛いな。




その後は普通にお泊まり会楽しんで寝たのは夜中だった。



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