大王様は惚れさせたい【HQ】 (ページ4)

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No.003 #初対面ページ4

及川side

次の日の昼休み

いつも通り、屋上で4人でご飯を食べたあと

ずっと気になっていた図書室に向かった。

花巻｢どこ行くんだよ〜｣

及川｢ちょっと図書室｣

松川｢珍しいな｣

いつもは、昼食食べ終えたあと、4人でずっと話してるから、凄い顔されたが仕方ない

1人で図書室に向かった

はじめて？図書室に入ってみての第一位印象は

“…やっぱりか”だった

うちの図書室は広くて、ほんの種類も豊富なのに

何故か不人気で人はほぼ寄り付かない。

人の気配なんて全然ないし

日が当たらないところにあるから少し寒い

俺も図書室に来たこともないので

適当にブラブラ歩きながら探していると

椅子に座って本を読んでいる女の子を見つけた

しかも女の子の前にある机には

分厚い本が何冊も積んである

ちょっと緊張するけど、話しかけてみることにした

及川｢ね、ねぇ、もしかして影山…ちゃん？｣

女の子は本から目を離して

及川さんの方を向いた

そこでやっと、女の子の顔が見えた

黒髪をひとつに結んでいて

丸目のメガネをかけていて

メガネをかけているのに大きな目

凄く綺麗な顔

真っ黒な黒髪と、綺麗な顔ってところは同じだけど、

似てる!!…とは思わないな、と感じた

女の子はじーっと及川さんを見る

あっ、もしかして一目惚れしちゃった感じ？

及川さんモテるもんね〜笑

顔は綺麗だと思うけど、

トビオの姉なら絶対付き合わないよ

そんなことを考えてると

女の子はゆっくり口を開いた

？『…だれ？』

及川｢え“｣

及川さんの感は告げた

この及川さんの予想と全然違う言葉を言う感じ

そして、その後のキョトン顔

間違いなく、トビオの姉だと