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三話 ページ44

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 すると、虎杖が顎に置いていた頬に宿儺が口を出した。



宿儺「素直になれ小僧。貴様の考えている事など筒抜けだ、本当は見たいのだろう?」




 バキィ



 虎杖は勢いよく自身の頬をぶん殴って、そのままノックダウン。



狗巻「おかかー!!」



「?」





 と、並んだ服の間から釘崎達が出てきた。




釘崎「はー、買った買った!さ、帰るわよ」



真希「何やってんだ…」





 やっと終わったと伏黒が一息をつくと、ふとAと目があった。



 ぱっちりとした真っ赤な瞳に見つめられて反応に困ったが、直ぐに逸らされた。




─────





 早速着替えると、釘崎は写真を連写。




パンダ「戻った本人が見たら泣くかね」



狗巻「ツナツナ」


パンダ「そうだなぁ」



 皆でこっそりとしまっておこうということになったが、絶対…絶対に五条が撒き散らす。





 それから数日は色々なことをして過ごした。



 任務も入るため全員で集まることは少なかったが。



 おままごとでは何故か虎杖と伏黒がグラサンをした謎の集金会社の役をやったり。



 何とか名前を呼ばせようと練習させたり。
(七海をナナミンと覚えた)


 噂を聞き付けた夜蛾や七海、家入等が土産物やぬいぐるみを持ってきたり。



 五条が来た際は「僕がパパだ」と言い聞かせていたので、即刻退場。



 他にも式神と昼寝したりと色々。





 直ぐに元に戻るはずが、寮の中は完全に子供部屋のように改造されてしまった。



伏黒「おい、どうすんだこれ」



釘崎「終わったら保育園にでもプレゼントするわよ」




 そうこうしている内に、あっという間にまた夜が来た。




────




 晩御飯を食べて一番早く風呂から上がってきた伏黒は、困ったような釘崎を見つけた。



伏黒「どうかしたか?」



釘崎「うーんパジャマをねー」



 釘崎がAにウサ耳のついたパジャマを差し出すも、却下されたらしい。


 ついでに虎杖からのトラパーカーも。




「うー…」



伏黒「………」



 逸らすように山盛りの服に目を移すと、あるものが埋もれているのが見えた。



 何となくそれを引っ張り出すと、猫をモチーフにしたルームウェア。





伏黒(子供は苦手だ)



 何も知らない純水無垢な存在が、どうも苦手で仕方がない。


 正直で、思いをすぐに表に出す姿を見ると自分がいかに汚れた人間かを思い知らされた気分になる。




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(プロフ) - あみみさん» ありがとうございます!分かっていただけて嬉しい!!頑張りますよー!! (2020年6月22日 0時) (レス) id: 2075f0069f (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 解説わかりやすかったです!設定が面白いです!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!これからも無理をせず更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月21日 18時

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