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六話 ページ25

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「関係があるのは自動ドアだけだよ、今回の案件はこの人の課題の付き添いだから」



新田「そ、そうなんス!「心霊スポットにおける電磁波と電化製品への影響」ってやつっスね。ゲロダルイっス!!」


 突然のフリを挙動不審になりながらも上手くかわす新田にAは親指をたてる。




「色々な人の意見を取り入れたいから、もっと教えて欲しいな……一緒に行った人は?」



 関係性のないことと、Aの人付き合いの良さげな雰囲気に藤沼姉はほっと肩を降ろした。



藤沼姉「……肝試しに行ったのは部活の先輩2人…そうだ、伏黒君。









 あの時、津美紀さんも一緒にいたよ」





(ツミキちゃん……)



 昔から伏黒の世話をしていたAは唯一知っている。




 伏黒が中3にあがると同時に謎の呪いによって津美紀は寝たきりとなった。


 度々見舞いに行くが、意識を取り戻す事は今までも一度もない。



 この呪いの被害者は彼女だけではなかった。


 日本全国、至るところに同じような呪いを受けた言わば“被呪者”がいる。



 だが……いるにも関わらず、分かっていることは何一つとしてない。




(もし関与してるなら、一刻も早く……)


 家族の用に共に過ごしてきた身として、手当たり次第にでも対処したい。




伏黒「そうか、じゃあ津美紀にも聞いてみるわ」




 それは伏黒もきっと同じだろう。



 二人は血の繋がりはないが、それでも立派な姉弟だった。


 津美紀が寝たきりの状態になってから、荒れていた伏黒は明らかに変わっているから。





虎杖「伏黒……伏黒!!しっかりしろ!!まずは安否確認だろ!!」


 茫然としている伏黒の肩を揺らす。我に返ったのか数回瞬きをして携帯を取り出した。




伏黒「…大丈夫だ。悪ィ、少し外す」



 そう言って重い足取りで離れていった。




(今回はメグミ達には厳しい依頼になりそう。まだ呪霊の詳細は分からんけど、恐らく弱くて2級……)



 Aが残った虎杖と釘崎に視線を移すと、2人も2人で何やら話しているようだった。




新田「どうするっスか…」


「私は行くよ。新田さんはもしもの為にツミキちゃんの所に」



新田「行くって、今からっスか?!」


「? そうだけど」



 うーんうーんと何やら悩んでいる新田を他所にAは携帯を出す。



(サトルは出張中…。呪霊の術式が遠隔なら、帰ってきてからじゃ遅いな)




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(プロフ) - あみみさん» ありがとうございます!分かっていただけて嬉しい!!頑張りますよー!! (2020年6月22日 0時) (レス) id: 2075f0069f (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 解説わかりやすかったです!設定が面白いです!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!これからも無理をせず更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年6月21日 22時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月21日 18時

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