二話 ページ4
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虎杖「俺、それ食べちゃった」
爆発発言に五条もAも固まる。
五条「マジ?」
「マジ?」
虎杖「マジ」
伏黒「マジ」
まじまじと虎杖を眺める五条、Aは距離を置いて伏黒の横で見つめている。
五条「ははっ、本当だ。混じってるよ」
あまり動揺する素振りはなくウケる等と言っている有り様。
五条「体に異常は?」
虎杖「特に…」
五条「宿儺と代われるかい?」
虎杖「スクナ?」
五条「君が喰った呪いだよ」
虎杖「あぁ、うん。多分できるけど」
その言葉を聞いて、五条は体を捻って軽くストレッチを始めた。
五条「じゃあ10秒だ。10秒たったら戻っておいで」
虎杖「でも…」
五条「大丈夫。僕最強だから」
準備を終えた五条は伏黒に紙袋を投げ渡す。
伏黒「これは?」
五条「喜久福」
※「喜久福」は仙台名物の一つだよ!!
五条、Aのオススメはずんだ生クリーム味だぜ!!
伏黒(こいつら土産買ってから来やがった)
五条「土産じゃない。僕が帰りの新幹線でAと一緒に食べるんだ」
呑気に言い放つ五条の後ろには、代わって出てきた宿儺が迫ってきた。
伏黒「後ろ!!」
大きく振りかざされた腕を軽々と避ける。
五条「生徒の前なんでね。カッコつけさせてもらうよ」
ここから10秒間という短くも長い戦いが始まる。
─────
五条と宿儺の戦いを遠目から見ている。
「んー、宿儺……宿儺ねぇ」
整った顔に似合わないしかめっ面に伏黒が問いかける。
伏黒「どうかしたか」
「いや」
直ぐに元に戻るAに代わって、次は伏黒がしかめっ面をした。
「ほら、もう終わるよ」
ドクン
虎杖「おっ、大丈夫だった?」
五条「驚いた。本当に制御できてるよ」
何の問題もなく戻ってきた虎杖は、頭を軽く叩く。
虎杖「でもちょっとうるせーんだよな」
五条「それで済んでるのが奇跡だよ」
すると唐突に虎杖の眉間に指を置いた。
体は糸が切れたように倒れ、五条がそれを支える。
伏黒「何したんですか」
五条「気絶」
80kg程度の体を重い重い言いながら片手で支える。
──────────
──仙台市 喜久福水庵──
「ずんだ生クリーム……」
五条「じゃあ僕も」
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楓(プロフ) - 豆腐てゃんさん» ありがたいです!!これからも頑張ります!! (2020年6月15日 20時) (レス) id: 2075f0069f (このIDを非表示/違反報告)
豆腐てゃん(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…!楽しみにしてます!がんばってください!! (2020年6月15日 13時) (レス) id: 8e32012101 (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 楓さん» 楽しみにしてます!これからもご愛読させていただきます!!! (2020年6月14日 15時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - あみみさん» まだまだ面倒な設定が残ってます……。それでも見ていただけるように努力します!! (2020年6月14日 0時) (レス) id: 2075f0069f (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - 夢主ちゃんの呪術面白いです!!これからも応援してます、頑張ってください!! (2020年6月14日 0時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楓 | 作成日時:2020年6月8日 1時