ダーリンとハニー (ページ9)

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彼らの手のひらに乗せると、飴の袋は高級さを表し、袋を通す程のいい匂い。

「こ、これってまさか！」

『そう、ネットで有名な飴だよお金は腐る程あるからね』

「うお！！まじか！！」

はしゃぐ彼らを見てAは思う。

よかった！！喜んでくれて！！！！

今の学生は正直何が好きなのか全くわからないからね！！

わざわざ買いに行って良かった！

『さ！建前は以上！もうすぐ授業でしょ行っておいで』

二人とも私に背を向け、次の授業に向かっていった。

入間くんは優しい人以上。"悪い人に騙されたら怖いから"確かに騙されそうだし、ハメられそう。

けど大丈夫だろう。なんていうか得体がしれないよね。

将来は大物になりそうでありそうである。
サリバン家の孫であの年でランクは3

仲良くしてると得だ。

だがアブノーマルクラスへの条件も満たした所で私は、教師を辞めることになる。
まあ別に嬉しくはないが、うん残念だ。非常に。

そう思っていたら私の足元にポトっと1つのタバコが落ちてきた。

私は腰を下ろし、手で取ってみると高級品なのが分かる…。

誰のだろうか。私はタバコなんて吸わないし、
逆に嫌いな方である。匂いとかが無理。

「あれ？A先生も煙草吸うんですか？」

『吸いませんよ落ちていたので拾っただけですが…逆に嫌いな方です』

「ならなんでダリ先生のタバコを…？」

「思いました、いつも吸ってますよね」

『え？こんな高級な物を？』

Aは思考が止まる。何かを察したのか、周りに集まっていた彼女らはAから離れていく。

彼がタバコを吸っている事がわかっていた。が値段など聞いたことがなかった。だってたかがタバコだぞ。そんな高い値段をかけてまで吸いたいのか？吸いたくない！！私なら！まあ辞めろとは言わないが…。
気になる上は事情収集である

『ねぇダリ先生このタバコさ何円したの？』

流石に職員室で話すわけにもいかなく、会った際さりげなく喋ってみたのだ。たった好奇心で喋りましたよみたいな感じを出しているが内申は怒りばっかである。

「ん？覚えてないの？それAちゃんが買ったんでしょー酔った勢いで何円したか知らないよ僕」

あっ。
あ〜〜〜〜〜〜〜

Aは汗がダラダラと垂れる。
まさか自分とは思わなかった。お酒って恐ろしい。
良かった怒らなくて良かった。

それで私が結局吸わなかったからダリくんが吸ってくれたんだ。
うん。

解決解決