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「ハニー!!」

『?!はい!』

急に呼び捨て?!と思えば、呼んだ生徒がニヤニヤ眉をひそめている。

くだらないことを考えているなー。

「ダリ先生もね時々ダーリンって言われるんだよ〜」

『ああそうなんだ…』


ダーリン。ダリだからか?っと思うがすごいなと思いクスッと笑ってしまう。

あ!ダーリンとハニーてことね。

「やば。授業行かなきゃ。じゃーね!」

そう言い彼女は急ぎながら走っていった。
ダーリンねぇ。私は名前だからだけど…。

あっ。
咄嗟に思い出した。私、彼にハニーっと言われたことがない。幼少期の頃なので覚えてないが最初から多分絶対下の名前で呼んできたはず。


少し想像してみよう。

♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧

少し鳥肌が立ったのでやめた。

まあいいか。私だってダンタリオンダリくんみたいな言ったことないし。

それにしても

『ダーリンねぇ…』

「うん?』

しまっ…!
口に……!

絶対からかってくる!!

・・・

か、からかってこない?!!彼が?!!!!
うそ…。ま、まさか。俯瞰したんだ!自分のことを!

日頃の行いを見直して…。ダリくんそこまで…。

「ん?どうしたの?"ハニー"僕をお呼びかな?」

沈黙が渡った。

『き、聞いてたなら何か反応してよ!!!!!』

「ははっ!」


★★★★

さて。

『いつになったら合格するの?入間くん』

「はい…。」

さてお伝えしていなかったが、時間につれてアブノーマルクラスは大半合格していた。カルエゴ先生を騙すことで。

一番最初はリードくんで、彼のシナリオも面白かった。

「カルエゴ先生!やばいって!バラム先生が生徒にセクハラしてる!!」


「はぁ?!」

カルエゴ先生は少し驚いた顔をし、数秒間真顔になった。

ピンポーン。手に持っていた機械を押すと、◎の音が鳴る。

『凄い凄い!見事に騙されてたよ!』

「よっしゃあ!!!」

まあカルエゴ先生がちょっとでも騙されたことでショック受けてたけど。

騙すのには必要な事だ!

そうすると波のように皆合格していった。彼も警戒してるはずなのに。

なら残りは1人になった。

スズキイルマくん、まあ私が教師になったのもぶっちゃけ彼のためである。
他の皆はついでにみたいな。


だけど

ホントに見る限りお人好しのよう


彼は。

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作者名:ぐら | 作成日時:2023年12月25日 1時

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