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『大丈夫ですか？顔色が悪いようですが…』
Aは近くに体調の悪そうな人がいると思い気楽に声をかけた。
ツムルは焦った。まさか声をかけてくるなんて！
赤面になる顔を必死に我慢し、目を合わさない。
『…アメちゃん上げます。腐る程あるんですよ』
彼女は、ニコッと笑い、バックから一つのアメを取り出し彼の机に置いた。
「ど、どうも…」
『ダリく……先生には秘密でお願いします』
しーと人差し指を立てる。
「おやおや、ここでも面を被るのですが。意識タカーイ」
パチパチと手を叩く彼。オペラ
「アメ私にもください」
『無理です』
私はカバンをおろし、パソコンと向き合った。
「なんでオペラさんがいるのですか？」
「見学です。サリバン様に言われまして。Aなら意地悪すると。それで早速しているじゃないですか、何？アドバイスをしてあげない？」
なんで知ってるんだ…。と思い怒りで表情が出そうな所を必死に我慢する。
彼は苦手だ。幼い頃から私の仮面を破る只者ではないやつ！
「まあいいです。それよりもダリ先生に言わなくていいのですか？それ」
彼はツムル先生が持っている飴玉の方に指を差す。
『いやそりゃ、知られたら怒るだろうね…けどだから秘密にしてって言ってるんだよ。えっとツムル先生だっけ？お願いしますね』
「は、はい！！」
★★★★★★
スキ魔
ダリは彼女の机にのってある飴を見た。
「ねぇーAちゃん飴食べてもいい？」
飴というワードにびっくりする彼女。
『い、いいよ』
(何か隠してるな〜)
そう察ししつも、僕は飴を手に取った。
その時、隣にあるツムル先生の机の中に飴が入っているのを見つけた。同じ種類の…。
ダリはため息をついき、何がとは言わないが、心の中でグッと堪えた。
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作者名：ぐら | 作成日時：2023年12月25日 1時
