96話 ページ49
[キタカミセンター]
管理人「アオイさん,リジアさん、いらっしゃい!来るのがちょっと遅かったですよ」
ゼイユ「おっちゃん!ともっこ来なかった!?」
管理人「ともっこ”さま”!」
ゼイユ「そういうのいいから!」
管理人「この子は全く·········それはそうと、そうそう!そうなんです!
なんとさっきまでともっこさまがセンターにいらっしゃいましてね!キタカミセンターで保管していた輝くお面を持っていこうとされましたので··········センター職員一同、どうぞどうぞとお返ししたんです」
ゼイユ「あげちゃったの!?」
管理人「お腹を空かされてたようで、スパイスたっぷりのキタカミもちを一瞬で平らげてくださった」
ゼイユ「もてなしちゃったの!?」
住人「キタカミもちは栄養満点!もっと大きく強くなられますな!」
ゼイユ「ともっこは悪いやつでお面はオーガポンの物なのに!本当のこと言えないのしんどい!
··········で、ともっこ達は今どこなの?」
管理人「鬼が山に登って行かれたよ。恐れ穴に潜んでいる鬼をやっつけに行かれたのかもな」
住人「流石、我らのともっこさまじゃ!頼もしいですな、ハッハッハッ!」
ともっこ達をいい存在だと信じてやまない管理人さんと住人達に僕は呆れるばかりやった。確かにともっこ達が本当に悪い奴らやなんて知る由ないから仕方ないっちゃあ仕方ないんやけど、ここまで人が良すぎるとかえって心配になる
ゼイユ「ハッハッハッじゃないんですけど!
本当の歴史が正しいなら、きっとともっこ達はオーガポンに復讐に行ったんだ。鬼はお面の力で戦うって言われてる、お面を持っていないオーガポンが今襲われたら、負けんじゃない!?」
アオイ「そんなの許せない!早く助けに行きましょう!!」
『ああ!絶対にオーガポンを助けてお面を返すんや!』
ゼイユ「私も同じ気持ち!でも、手分けしないと!あんた達は恐れ穴にオーガポンを助けに行って!あたしはお面を直しに一旦家に戻る!
お面と欠片いい!?」
アオイ「もちろん!」
アオイはゼイユに碧のお面をと結晶の欠片を預ける
ゼイユ「ありがと!直したらすぐ合流するから!オーガポンのこと、頼んだよ!」
ゼイユはそれだけ言うと急いで自宅へと走っていく
アオイ「それじゃ、恐れ穴に急ぎましょう!」
『わかってる!』
僕とアオイは再びコライドン,ケンタロスに跨り、オーガポンを助ける為、恐れ穴へと急いだ
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作者名:ル二 | 作成日時:2024年2月17日 7時