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90話 ページ43

先を走るゼイユを追いかけ、たどり着いた場所は鬼が山の山頂部に位置するてらす池。そして、池の底にはエリアゼロで見られる水晶が沈んでいた



ゼイユ「アオイ,リジア見てみなよ!ここがてらす池、綺麗で驚いたでしょ?

この辺の岩ってなんでか光ってんの、不思議だよ。この辺りで死んだ人に会えるとか変な噂もあるくらい

お面を直すため!水中に沈んでる結晶、ちょっとだけ採ってこないとね·········そういう訳で、アオイ!やったれ!思いっきり池に飛び込むのよ!!」


アオイ「え!?私が飛び込むんですか!?」


ゼイユ「だってあたし泳げないし、服が濡れちゃうでしょ?それにあんた凄いライドポケモン持ってるらしいし?いけるって!」



ゼイユの無茶ぶりに半分呆れつつもアオイがボールからコライドンを出そうとしたその時、地面が大きく揺れた



ミロカロス《ミロロロロロ!!》



そして、池の中から慈しみポケモン__ミロカロスが飛び出してきた


突如姿を現したミロカロスは水技放とうと構えていた



『2人とも下がってな!パーモット!"れいとうパンチ"や!』



その事を瞬時に察した僕はすぐさまパーモットを繰り出しながら、攻撃の指示を出す


パーモットはミロカロスの水技を放つよりも早くれいとうパンチを決める。すると、ミロカロスの体は後方に少しだけ動いた


しかし、効果いまひとつの技で倒される程、相手も弱くはない。ミロカロスは直ぐに体制を立て直し、パーモットの体に尻尾を巻き付け、そのまま上へと放り投げた


そして、無防備となったパーモットにハイドロポンプを放ち、パーモットは壁へと強く叩きつけられた



『パーモット!』


パーモット《パモ···········モッパ!!》


『よく耐えたでパーモット!お前の力を見せてやれ!"サンダーダイブ"!』


パーモット《モッパーーー!!!!》



パーモットは凄まじい程の電気を体にまとい、ミロカロスの頭上へと飛び跳ねる



ミロカロス《ミロロローー!》



ミロカロスはそれに対して、再びハイドロポンプで押し返そうとするも、パーモットの勢いを止めるどころか落とす事も出来ず、そのまま攻撃が直撃した


その威力にたまらずミロカロスは池の中へと逃げて行った



ゼイユ「あー、ビックリした!ここ、さっきみたいなのたまに出てくんの

あんたって·······味方だと頼もしいわね」


『そ、そうか?』


アオイ「そうですよ!助けてくれて本当にありがとうございます。凄くかっこよかったです!」

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作者名:ル二 | 作成日時:2024年2月17日 7時

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