52話 ページ5
ここにいるのはブライア先生と管理人を覗いて、僕,アオイ,ゼイユ,スグリ,その他アカデミーの生徒3人の計7人
管理人の言う通り、二人一組を作るとするならば、絶対に誰かがあぶれてしまう
ブライア「それは·········確かにそうだね。どうしようか·····」
『さっきも言ったんやけど、僕は上に命令されたから来ただけで、林間学校に参加しに来た訳やない。やから僕は別に単独行動でもええで
ちゅうか、そっちの方が楽やしありがたいんやけど?』
僕はそう言うとブライア先生は少し困った表情を見せた
ブライア「そう言われてもねぇ·····見知らぬ土地で迷子とか怪我とかが心配だし··········」
『ブライア先生さぁ、僕をいくつやと思っとるん?そんなガキやないし、そもそも僕はこの里の元住人やよ?ゼイユとスグリは別として、ここにいる他の奴らよりはここの事は知っとるわ』
ブライア「そ、そうだったな?でも、せっかく来てくれたなら、参加してほしいんだ」
ブライア先生がこの状況をどうしようかと頭を悩ませていると、アオイがこんな事を言い出した
アオイ「せっかく来たのに何もしないのは勿体ないですよ!だったら、私達と一緒にやりましょう!」
ブライア「私的にはそうしてくれると助かるけど、本当にいいのかい?」
アオイ「はい!だって、皆で楽しい思い出を作りたいですから!」
スグリ「お、俺も··········リジアとだったら·····一緒にやってもいい·······よ·····」
ブライア「なるほど·····あの子達はそう言ってくれてるけど、君自身はどうしたい?あの子達と一緒に行動するかい?」
ブライア先生は最後の判断を僕に委ねた。と言ってもこの場合、僕が言うべきセリフはとうに決まってしもうたんやけどな····
『じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて、一緒に行動させてもらうわ。2人ともよろしゅうな!』
アオイ「はい!一緒に頑張りましょう!」
スグリ「うん··········よろしく·····」
満面の笑みを浮かべるアオイと照れくさそうにしているスグリ。その2人の顔を見ていると、引くに引けなくなり、僕は仕方なくアオイとスグリと一緒に参加することにした
ゼイユ「良かったじゃん、スグ。昨日からあんたとリジアの話ばっかしてて、本当うるさいったら·····」
スグリ「バカ!ねーちゃん!なんで言うの!!」
ゼイユ「誰がバカだ!手ぇ出るよ!」
スグリ「うぅぅ···············」
ゼイユ「いっちょまえに恥ずかしがってる」
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作者名:ル二 | 作成日時:2024年2月17日 7時