僕の全てをチグリジア Part２ (ページ39)

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８６話ページ39

スグリ「やったー！リジアのポケモンが倒れた！このまま勝ってみせる·········って·····オオタチ！しっかりして！」

オオタチはヨロヨロと足元が覚束んようやった。が、とうとう限界を迎えたのか、崩れるように地面に倒れ伏せた

スグリ「戻って··········オオタチ···············」

スグリは肩をガックリと落としながら、オオタチをボールに戻した

『スグリ·······強くなったな！でも、もっと強くなるんやろう？もっと僕に見せてくれや！

スグリの力を！！』

スグリ「·········うん！絶対に負けない！お願い、ニョロボン！」

『ニョロボンかぁ··········なら、僕は·····頼むで！コノヨザル！』

例え、スグリが強くなったとしても··········絶対に負ける気なんて全くなかった

スグリ「ニョロボン！"ハイドロポンプ"！」

ニョロボンから放たれるハイドロポンプをコノヨザルは真っ向から受け止め、耐え抜いた

スグリ「もう一度"ハイドロポンプ"！！」

さっきよりも水圧も威力も段違いなハイドロポンプが放たれる

スグリ「うっそ··········まだ倒れないの·······！？」

『どうしたん？このままじゃいつまで経ってもコノヨザルを倒せへんで』

スグリ「分かってるよ！ニョロボン、"だいちのちから"！」

ニョロボンが地面を殴れば、コノヨザルの足元まで来た力は地中から地上へと溢れ、地面を大きく揺らす

スグリ「今だ！"ハイドロポンプ"！」

足場が傾き、バランスを崩したコノヨザルにチャンスとばかりに大量の水を放出する。コノヨザルはバランスを崩していたのもあり、若干ではあるが後ろに押されてしもうた

しかし、直ぐに体制を整え、3度目のハイドロポンプを受けきってみせた

『もうそろそろええか·········コノヨザル！"クロスチョップ"や！』

護りを徹底するのをやめ、攻撃の体制をとったコノヨザル。そのまま腕をクロスさせ、ニョロボンの喉元目掛けて勢いよく突っ込んだ

『決めるで！"ふんどのこぶし"！！』

コノヨザルのクロスチョップを真正面から受けたニョロボンの体は大きく後ろに逸れた。その隙を逃さまいと、威力が上がりに上がったふんどのこぶしをニョロボンの腹部に叩き込む

すると、ニョロボンの身体はは大きく吹き飛ばされ、近くの岩に体を強く打ち付けた。そしてそのまま、目を回して倒れた

スグリ「嘘···············」

スグリはそんな光景を見て、信じられないと言いたげな顔をして固まった