84話 ページ37
山を登ってしばらく歩き、ようやく最後の看板のある場所までたどり着いた
スグリ「ここが楽土の荒地、寂しい場所だよな。伝承では、この辺りで鬼さまがよく見かけられたって
看板読む前にちょっと勝負さ···············してくれる?アオイとリジア、どっちでもいいから」
アオイ「私はどっちでもいいですけど、リジアさんはどうしますか?」
『僕も··········いや、ここは僕にやらせてくれへん?スグリもそれでええよな?』
スグリ「う、うん·········分かった···············
じゃあ、位置につこ··········」
スグリは離れた場所に移動した
『アオイ、ごめん··········でも、ここは僕にやらせてほしい』
アオイ「·····分かりました!頑張ってください!」
『ありがとう··········』
僕はもう一度アオイに断りを入れ、スグリとバトルする為に位置に着いた
『いくで··········スグリ·····!』
スグリ「うん··········絶対に勝つ!」
その瞬間、その場の雰囲気はピリついたものへと一瞬にして変わった
『頼むで··········パーモット!』
スグリ「お願い!ヤンヤンマ!!」
お互いにひとつのボールを投げ、2匹のポケモンがその場に立ち並んだ
『速攻でいくで!"マッハパンチ"や!』
素早い動きでヤンヤンマの懐に潜り込む。そして、そのまま勢いよく攻撃を叩き込んだ
その勢いに押され、バランスを崩したヤンヤンマだっだが、すぐさま体制を立て直し、反撃の準備を始めた
スグリ「ヤンヤンマ!"でんこうせっか"で近づいて!そのまま"ギガドレイン"!」
ヤンヤンマはさっきのお返しとばかりに間合いを詰め、鋭い歯でパーモットに噛み付いた。吸い付くような動作をした後、パーモットから離れる
『やるな··········やったらこれはどうや!"れいとうパンチ"!』
スグリ「··········!?ヤンヤンマ!躱して!」
ヤンヤンマはパーモットからの攻撃を躱そうと羽を羽ばたかせながら上昇する。しかし、逃げるのが少し遅かったんか、ヤンヤンマの羽にれいとうパンチが当たり、羽が少しだけ凍りついた
『次で決めるで、パーモット!"サンダーダイブ"や!』
スグリ「マズイ··········!?ヤンヤンマ!"エアカッター"!!」
パーモットの素早さでは躱す事ができんと考えたんか、スグリは攻撃の指示を出す
が、当のヤンヤンマは片方の羽が凍りつき、上手く羽が動かすことができず、そのままパーモットのサンダーダイブが直撃する
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作者名:ル二 | 作成日時:2024年2月17日 7時