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83話 ページ36

ユキノシタ「もしかしたら、直せるかもしれん。しばらくわしに預けてもらえんか?」


ゼイユ「階段から落ちた時に欠けちゃったのかな?せっかくだから、綺麗にしてオーガポンに返してあげようよ!」


アオイ「そうですね!お願いします!」



アオイはオーガポンが落とした碧のお面をユキノシタさんに預けた



ユキノシタ「大切に扱うからね」


ゼイユ「もっかい、オーガポンに会いたいけど、お面直るまでひとまず待ちね。スグに怪しまれないよう、今日は大人しくオリエンテーリングしとこっか

スグは··············村のどっかで暇でも潰してんじゃない?」



アオイ「そうですね。それじゃ、リジアさん!行きましょっか!···············リジアさん?」


『ああ、そうやね··········』


アオイ「リジアさん、もしかして体調悪いんですか?だとしたら、少し休んで言った方が··········?」


『いやぁ··········そういう訳やないんよ···············その··········なんつーか··········』


ゼイユ「何よ!言いたいことあるなら、もったいぶってないでさっさと言いなさいよ!」


『別に大したことやないんよ。ただ··········胸騒ぎちゅうか、嫌な予感がするんよ

でも、僕の勘違いかもしれへんし、気にせんといて!』


アオイ「そう··········ですか」


ゼイユ「リジアがそう言うなら、いいけど··········無理はしないでよ」


『ありがとうな!

それじゃ、アオイ!スグリ探しに行くで!』


アオイ「はい!」



僕とアオイはスグリを探しにその場を後にした






『えっと····················?』


アオイ「あっ!あそこにいましたよ!」



公民館の近くにある駄菓子屋のそばにスグリがいるのを発見した



スグリ「あ、あー··········アオイとリジア

あの··········さ!さっき、ねーちゃんと··········どんな話してた··········の?」


アオイ「そ、それは··········その···············」


『い、色々や!別に大した話はしてないさ』


スグリ「··········そうなんだ

か··········看板!最後のちょっと遠くって、鬼が山を超えた”楽土の荒地”にあんだ··········山から··········北西に下りる

んだば、行こっか!」


『おう!』


アオイ「あと1個ですもんね!早く終わらせちゃいましょう!」



僕とアオイは最後の看板のある場所に足を進ませた










スグリ「なんで?嘘つき······························」










そんなスグリの言葉にも気付かぬまま··········

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作者名:ル二 | 作成日時:2024年2月17日 7時

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