74話 ページ27
ゼイユ「まずはこっちからいくわよ!チャデス、"しびれごな"!」
『させるな、カラミンゴ!風を起こして吹き飛ばすんや!』
カラミンゴは羽を大きく動かし、風を起こす。するとしびれごなは風に吹き飛ばされ、不発に終わった
ゼイユ「なっ!だったら"イカサマ"!」
ヤバソチャは赤黒い光を纏い、カラミンゴ目掛けて、お返しとばかりに突撃する
『カラミンゴ!大丈夫かいな?』
カラミンゴ《ギェエーー!》
イカサマは相手の攻撃力が高ければ高い程威力が上がる技、攻撃力がそこまで高くないヤバソチャでも、カラミンゴの攻撃力が高い分だけ威力が上がってしまう
それでも、カラミンゴは”平気だ”,”自分はまだやれる”と言わんばかりに羽を広げ、図太い声を上げる
ゼイユ「うっそ!ちょっとスグ!あんたもちゃんとやりなさいよ!」
スグリ「わ、分かってるよ··········ヤンヤンマ、"スピードスター"!」
ヤンヤンマは少しだけ上昇した後、スピードスターを放つ。そして、重力に従って勢いよく流れ星のようにカラミンゴとデカヌチャンに向かって降り注いだ
ゼイユ「あんたもたまには役に立つじゃない!そのままあたしを援護しなさいよ!
ヤバソチャ、"シャードボール"!」
スグリ「ヤンヤンマ、"エアカッター"!」
ゼイユはしめたとばかりに速攻をしかけてくる。そして、そんなゼイユを援護するようにスグリも技の指示を出す
『まあ··········負けるわけあらへんけど·····な?アオイ?』
アオイ「はい!反撃しましょう!デカヌチャン!」
『カラミンゴ、お前もや!』
僕とアオイの声に答えるように迫り来るヤバソチャとヤンヤンマの攻撃を完全に読み切ったように躱す
『カラミンゴ!そのままヤバソチャに"じごくづきや"!』
アオイ「デカヌチャン!ヤンヤンマに向かって"デカハンマー"!」
カラミンゴは自慢の翼でデカヌチャンも持っているハンマーを大きく振るい、それぞれ攻撃する
ゼイユ「ヤバソチャ!?」
スグリ「ヤンヤンマ!?」
ヤバソチャとヤンヤンマ はカラミンゴとデカヌチャンにより、大きく吹き飛んだ。そして、地面に目を回しながら倒れ込み、それ以降は起き上がることは無かった
ゼイユ「··········ま!あたしに勝ってもお面が増える訳じゃないし、それじゃ遠慮なく·······」
ゼイユは性懲りも無く、これみよがしにマシマシラのお面をつける。そんなゼイユを見たスグリも申し訳なさそうに鬼さまのお面をつけた
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作者名:ル二 | 作成日時:2024年2月17日 7時