73話 ページ26
アオイはキラキラと眩しい笑顔、そしてまっすぐで芯の通った声でそう言った
ヒエ「あら、そう?なんか野暮な事聞いちゃって、ごめんなさいね。それじゃ、お祭り楽しんでらっしゃい!」
アオイ「はい!何から何までありがとうございます!行ってきます!」
ヒエさんはアオイの言葉に安心したようにスグリとゼイユの元に走るアオイを見届ける
『僕もそろそろ行きますね』
ヒエ「リジアくん!少し待ってちょうだい!」
アオイを追いかけようとしたその時、ヒエさんは僕を何故か呼び止めた。そして、すごすごと家の中に入り、何かを大事そうに持って戻ってきた
ヒエ「リジアくん、おばちゃんのお節介かもしれないけど、これ··········リジアにあげるわ」
そう言って手渡されたんは赤い3本のバラの形をした飾りがついとる可愛らしい髪飾りやった
『えっと········なんでこれを僕に··········?』
ヒエ「だって貴方______」
その後の言葉を聞いた僕は逃げるように離れの倉庫に向かった。貰った髪飾りを鞄に丁寧にしまい込みながら··········
ゼイユ「もう!ないじゃん!」
スグリ「ねーちゃん、アオイ来た·····」
ゼイユ「チッ!ちゃっかり来たわね!なんか倉庫にお面2つしか無かったんだよねー
あー、こればっかりは仕方ない!人生は早い者勝ちだし、あんたはお面無しでいいよね?」
アオイ「そんなぁー··········」
ゼイユ「まあまあ、まあまあ!機嫌直しなって!お祭り姿のあたしが勝負してあげるからさ!それじゃ、位置につきなさい!」
スグリ「ね、ねーちゃん!」
ゼイユ「何よスグ!邪魔してんじゃないわよ!」
スグリ「そうじゃなくて··········リジアが来た」
『すまんな、ちょっと話し込んでしもうて··········で?お面は?』
アオイ「それが··········2つしかないみたいで······」
ゼイユ「そう!だから優しい優しいあたしが変わりにバトルしてやろうとしてたんだ
そうだ!リジア!あんたも混ざりなさいよ!朝にできなかったタッグバトル、今やるわよ!
さっさと位置につきなさい!」
追いついてまだ整理も何もついてない僕は何が何だか分からぬまま位置につかされた。ペアはあの時決めた時と同じで僕とアオイ、スグリとゼイユのペア
ゼイユ「使用ポケモンは1人1匹だけ!
それじゃ、いきなさい!ヤバソチャ!」
スグリ「いくよ!ヤンヤンマ!」
『頼むで!カラミンゴ!』
アオイ「お願い!デカヌチャン!」
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作者名:ル二 | 作成日時:2024年2月17日 7時