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71話 ページ24

スグリ「オモテ祭り行く前に準備あっから、先俺ん家行こ。俺ん家は村の北西で········ええっと地図は··········」


アオイ「地図?スマホロトムでもいい?」


スグリ「あ、スマホロトムって地図も見れるのか··········目的地ってのに登録········?するべ」



スグリはアオイのスマホロトムを操作し、スグリの家の場所を目的地に設定する



スグリ「アプリで地図さ見れんの、わや便利じゃ········俺もいつかスマホロトムさ買ってもらう!

じゃあ、俺ん家まで後ろ着いてくから、お願いな」


アオイ「分かった!」



こうして、僕達はスグリの家へと向かった。スグリが場所を登録してくれたおかげもあるが、朝に1度だけ行ったこともあり、迷わずに辿り着くことができた



ースグリの家ー



スグリ「じーちゃん、ただいまー!」


ユキノシタ「スグリ、お帰りなさい。リジアくんもいらっしゃい········で?そちらの方は?」


スグリ「えっとね·········この人は林間学校で一緒の········アオイ·······」


ユキノシタ「おお!?もしかして、スグリのお友達かな?」


アオイ「はい!スグリくんは私の友達です!」


スグリ「え!?そ、そうなんだ!?友達·······こそばゆい、変な感じ·······にへへ」


『顔にやけまくってんぞ』



僕がそう言うと、スグリは顔を真っ赤にさせ·········



スグリ「そんな訳ないじゃん!リジアの········馬鹿········!!」



そんな子供みたいな素直なセリフを吐いた



ユキノシタ「アオイさん、スグリと仲良くしてくれてありがとう。そして、リジアくんも」


アオイ「いえいえ、スグリくんと一緒にいると楽しいですから!」


『まあ、小さい頃からの仲やしな』



そんな話をしていると、僕達の声を聞きつけたヒエさんが奥の方からこちらにやってきた



ヒエ「あら?お友達?」


スグリ「··········うん!アオイっていうんだ。アオイ、この人はうちのばーちゃん」


ヒエ「スグリちゃんにお友達!アオイちゃん、よろしくねぇ」



そんな話をしている間に辺りはは少しづつ暗くなっていく



ユキノシタ「おお?もう日暮か」


ヒエ「ああら、オモテ祭り、今夜からだったわねぇ。スグリちゃん、アオイちゃん、じんべえ出してあげるから、一緒に行ってきなさいな。もちろんリジアくんの分もあるから、リジアくんも一緒に行ってきなさいな」


スグリ「じんべえだって!やった!」


ヒエ「はいはい、ちょっと待っててね。髪も結ってあげなくちゃ」

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作者名:ル二 | 作成日時:2024年2月17日 7時

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