50話 ページ3
そこから、何故かゼイユとアオイのバトルが行われたんやけど、結果はもちろんアオイの圧勝やった
スグリ「わやじゃ!ねーちゃんに勝っちまったー!」
ゼイユ「悔しい··········あたしが負けるなんてありえないのに!!」
『そうやって負けても素直に認めへんとこ、昔から変わらんな』
ゼイユ「何よ!よそ者のくせに!分かった口聞いてんじゃ··········」
イラついた口調のまま、僕を睨みつけたその顔はみるみるうちにを驚いたような顔に変わった
ゼイユ「待って··········あんたもしかしてリジア?」
スグリ「え、嘘?本当にリジアなの?」
ゼイユとスグリが僕の存在に気づき始めたその時··········
??「こりゃー!勝手になーにやっとる!」
公民館から眼鏡をかけた年配の男の人がこちらに走ってくる
ゼイユ「チッ、面倒くさ。リジア、あんたがなんでここにいるか、後でみっちり聞かせてもらうからね!ほら行くよ、スグ!」
スグリ「えっと、えっと··········ねーちゃん、待ってぇ!」
ゼイユはバツが悪そうにしながら、どこかに走り去っていく。その後ろを追いかけるようにスグリも走ってどこかに行ってしもうた
管理人「いやー、どうもどうも。アカデミーの生徒さんですよね?あたしは村で色んな施設を管理している管理人でして、皆さんのお世話をさせていただきます
それにしてもあんたさん達、さっきあの兄弟から変なことされませんでしたか?」
アオイ「いいえ、バトルを挑まれた以外は何もされてないですよ」
管理人「いやー、あの子ら·····特にゼイユはどーうも昔から手がかかる子で、ご迷惑かけてたらすみませんなぁ」
アオイ「いえいえ!それより、バス停で体調が悪い子がいて、私達はそれを伝えに来たんです!」
管理人「··········なんと!それは大変だ!すぐにお薬を持って迎えに行きますんで!
あんたさん達は先にそこの公民館で待っていてください!」
管理人さんはそれだけ言うと、バス停のある田園の方へと向かった。そして、数分もしないうちに他の生徒とブライア先生と一緒に戻ってきた
ブライア「アオイくん、リジアくん、伝言ありがとう。彼の体調も良くなったよ」
『僕は別に何もしとらんよ。やったんは全部アオイで、僕は着いてきただけやし』
ブライア「それでも、ありがたいよ。」
管理人「はい、えー、こちらが公民館!これから皆さんが寝泊まりする施設です。予定ではブルーベリー学園の生徒さんと合同での宿泊!」
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作者名:ル二 | 作成日時:2024年2月17日 7時