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67話 ページ20

スグリ「えっと·········そういえば看板と写真撮んだっけ。俺、スマホ持ってねから·····お願いしてもいい?」


アオイ「そうなんだ。じゃあリジアさん、私のスマホで撮っちゃてもいいですか?」


『別にええで』


アオイ「分かりました!撮るので看板の前に立ってください!

いきますよ〜!」



パシャ



スグリ「綺麗に撮れてる、写真上手··········」


アオイ「ありがとう!なんならスグリくんも撮ってみる?やり方教えるよ!」


スグリ「い、いや·····!大丈夫!ご、ごめん··········馴れ馴れしかった·····かも

林間学校とか、こういうの本当はやりたくなかったけど、ちょっと楽しい·······かも。里の自然、歩けるし·····アオイとリジアなら··········話せるし

よ、良かったらピクニックして、サンドイッチとか········」



スグリのサンドイッチという言葉に反応してか、アオイのコライドンがボールから飛び出してきた



コライドン《アギャア!!》


スグリ「どひゃ!?な、何だ!?こ、これ··········怪獣!?」


アオイ「この子はコライドンって言って、私のライドポケモンなんだ!」


スグリ「コライドン?ライドポケモン?こんなポケモンっこ、今まで見たことね··········

サンドイッチって言葉さ、反応して出てきたって··········?」


コライドン《アギャーーーア!》


スグリ「こんなわやなポケモンっこさ、会えるなんてすごい

アオイは特別なんだ·····だから········強いんだ」


『スグリ?』


スグリ「············なんでもない·······それより次!次の看板はキタカミセンターって施設の敷地内·····キタカミセンターへはこっから村に戻って、橋を渡って、山登んだ

··········俺、ちょっと離れてついて行くから」



そう言って先を歩いていってしまったスグリ、その後ろ姿をアオイのコライドンが不思議そうに見つめる



アオイ「スグリくん、なんで一緒に行ってくれないんでしょう?」


『あいつは昔っから人見知りの引っ込み思案でグループ行動が苦手なんよ··········でも、根は真っ直ぐで良い奴やから許してやってな』


アオイ「勿論分かってますよ。それより私、ともっこ像を近くで見てみたいんですけど少しだけ良いですか?」


『僕がそんなんでダメって言うわけないがな。少しと言わず、気が済むまで見てきな』


アオイ「ありがとうございます!」



アオイはウキウキな足取りでともっこ像の方へと歩く。その時の笑顔に僕はまたドキッとした

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作者名:ル二 | 作成日時:2024年2月17日 7時

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