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河村side
何かがおかしい。おかしいというよりも違和感と言った方が意味合いが近いかもしれないけど、とにかく普段とはどこか違う気がする
最初に違和感を感じたのはあの時だろうか
いつもなら開けた途端に須貝さんが突っ込んでくるのに、今日はリビングに引っ込んでいてしまった
そうだ、あの時から何かおかしいと思っていたんだ
河村「須貝さん?今日何かありましたか?」
須貝「別に何も無いですけど?」
河村「本当にですか?なんか、悩みがあるとか?」
須貝「うーん、ないですね。最近楽しくて仕方ないんで」
須貝さんはそう言うと直ぐに目線を手元のスマホに落とす
明らかにおかしい。いつもならしつこいくらいにくっついてくる須貝さんが素っ気ない態度をとるだけで、こんなにも悲しくなるなんて、思ってもみなかった
河村「須貝さん·····」
僕は寂しさを埋めたいと思った瞬間、気づいたら須貝さんに抱きついていた
河村「何かしたなら謝りますから、こっち向いてくれませんか·····?」
なれない行動にどんどん恥ずかしさが募る。体が熱くなるのを感じ、おそらく顔も赤くなっていることだろう
須貝「·····っ!もう無理だ!我慢できない!」
須貝さんが突然僕の腕を振りほどき、ガバッと覆い被さるように抱きついてきた
須貝「俺には耐えられん!可愛すぎる!」
河村「あ、あの?これはどういう状況ですか?」
戸惑う僕に須貝さんは降参と言わんばかりに説明する
須貝「·····という訳で」
河村「なるほど、これは1本やられましたね。そういう事でしたら·····」
もう一度須貝さんに抱きつけば、須貝さんはあたふたし始める
そんな須貝さんにゆっくりとキスをする
須貝「ぷっ!」
河村「人の顔を見て笑うなんて、悪趣味ですよ」
須貝「だって、耳も顔もさっきより赤くなってるし、キスする時だって·····ね?」
からかうようにそんな事を言う須貝さんの姿に顔から火が出そうだった
須貝「ねえ、河村さん?お願いがあるんだけどいいてすか?」
河村「な、なんでしょう·····」
どうしよう。恥ずかしすぎて顔見れない
須貝「たまにはさ、河村さんも俺に甘えに来てよ。俺たち恋人でしよ?」
僕の顎をクイッと上げられ、バチッと目が合う。その目を見ただけで、捕らわれたように視線をそらせない
河村「は、はい·····」
あんな事されて、そんなにキラキラとした目で見つめられたら、断れずにいられないでしょ
下手なサプライズよりも (izw×kwkm) かい様リク→←たまには貴方から (sgi×kwmr) あい様 リク
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宙陸(そらりく)(プロフ) - あいさん» ありがとうございます!!個人的に上手く書けたか不安だったので喜んで貰えてよかったです!! (1月4日 7時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
あい - sgmrすごく良かったです!!kwmrさん受けが大好きなのでまたkwmrさん受けの作品を書いていただけたら嬉しいです。ありがとうございました! (1月3日 20時) (レス) id: 953677f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
宙陸(そらりく)(プロフ) - かいさん» 神だなんて大袈裟ですよ(笑)!でもありがとうございます!喜んで貰えたなら良かったです! (1月3日 19時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
かい - 見るのが遅くなってすみません!izkm、最高でした!!いつも神みたいな作品ばっかりで感動しています!ありがとうございます! (1月3日 17時) (レス) id: d6f759f36a (このIDを非表示/違反報告)
狐犬(こいぬ)(プロフ) - かいさん» リクエストありがとうございます!遅くなりましたが、書いてみました!いかがですかね? (1月1日 15時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ル二 | 作成日時:2023年7月1日 15時