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太宰には太宰の何かがあるように、私にもそれはある
『本当に心から欲しくて…それで「できた」って言うんならめっちゃ嬉しいよ。私が名前付けたいレベルで。
けど、もしそうじゃないなら私はそんなに嬉しくなれない』
太宰は俯いていて、今どんな顔をしてるのか分からなかった。
でもどんな風であっても
ちゃんと聞いててほしいと思った。
『…だから
パチンっ！！
「…が(ﾎﾞｿｯ)」
『……は？』
「利用するどころか親にゴミみたいに捨てられた奴に何が分かんのよ！！！」
耳元で大きな破裂音に似た音が鳴った数秒後、ジンジンと頬が痛み出した。
状況を理解する前に襟を掴まれ
顔を上げると、立ち上がった太宰が目の前でこっちを睨んでいる。
少し涙目で、でも精一杯こっちを睨みつけた太宰の顔
襟を掴んだ手は少し震えていた。
『______…分かる訳ねーじゃん。つか』
「っ…！」
『別に知りたくもないわバァァカ』
太宰の頬を掴むと、より一層キツく睨まれ手を叩かれた。
「っ…じゃあ知ったような口叩くなゴミ！！」
『はぁー？生でやるクソガキに言われたかないわ』
「まじ死ね！」
『！おい』
「離せカス！！」
『はぁ！？何逃げようとしてんだ！(怒)』
「逃げてねーわ！！」
『じゃあどこ「トイレだ死ね！！(怒)」
太宰は思い切り手を振り解き、息が上がったままグラウンドの反対側に歩いて行っていた。
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『……っあ"〜〜もう！！』
何なのよアイツ…むかつく…
「……なんか意外ね」
『あ"ん！？』
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ビビ(プロフ) - あゝさん» ありがとうございます！！ものすごく更新が遅くなってしまい申し訳ないです…( )ちゃんと完結できるようがんばります…！ (2022年4月4日 9時) (
レス) id: 703d6ad490 (このIDを非表示/違反報告)
あゝ - この作品が大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2022年3月26日 12時) (レス) @page33 id: 9b530e966e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ | 作成日時：2021年7月15日 9時
