3話 ページ4
ﾄﾞｶﾞ
ｶﾞｯ
｢ワンタッチ!!｣
影｢触った！カバーだ!!｣
あー…追うの諦めてる
影｢最後まで追えよ!!｣
突然の影山の大きな声にチームメイトもビックリしている
｢わ…悪い…｣
影｢勝負がついてないのに気ィ抜いてんじゃねえよ!!｣
監督っぽいこと言うなー
ま、正しいこと言ってるけど
｢わかってるけどさ…この点差がひっくり返るような奇跡は無いで((｣
影｢今のは奇跡じゃない。
アイツに！点を!!獲られたんだよ!!｣
｢いや…まあ…そりゃそうなんだけどさ｣
ﾋﾟ──ｯ
田｢……｣
澤｢…確かに雪中の1番は奮闘してるが、崖っぷちなのは変わらず…｣
貴『さてどうするんだろうね、雪ヶ丘…』
面白いチームだな、ホントに。
｢ネットイン！落ちるぞ前前っ｣
｢くっ…｣
｢チャンスボールだ！泉さん!!｣
泉｢よっしゃ！
翔ちゃん頼──…あっ｣
トスミス!?
※
(※一人の競技者が2回連続でボールに触れること)
でも、そっちには誰も居ない
──ハズだった
貴『っ!!?』
影｢くそっ｣
ｺﾞｯ
ﾄﾞｼｯ
ボールは1番の手に当たってた。
どしゃーん!!
泉｢うわぁ!?翔ちゃん!!｣
だ、大丈夫か…アレ…
怪我してなきゃいいが…
田｢マジか!!打ったよアイツ…！｣
澤｢驚いたな…｣
菅｢あんなムチャブリトスを…！｣
泉｢翔ちゃん大丈夫か!?｣
審判は手のひらを自分の方に向け両手を上げた
日｢あ……｣
ボール･アウトだ
日｢今のスパイク…アウト……？｣
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!!
試合終了。
勝者は北川第一中学校
田｢うわ──っ、最後のは惜しかったな──っ｣
澤｢あぁ…でも見てみろよ｣
貴『北川第一の連中、大差で勝った奴らの顔じゃねえよなあ』
すげーな、アイツ。
｢一本くらい…マグレだろ｣
今のは完全にセッターのミス
バックトスなんて予測してたわけがねえ
─にも拘らず打てたんだ
高い運動能力、反射、自分の身体を操るセンス、そして勝利への執着
それらを持っている
高校に上がれば、それらにもっと磨きがかかる
他所の高校行ったら…
貴『かなり厄介者になるなァ』
なんて言いながらも口元はニヤけていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 299人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハザキ - 目次の上にある文ですが『閉まってくれ』ではなく『仕舞ってくれ』というのが正しいかな……？ (2019年6月2日 21時) (
レス) id: 600f9d1492 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - とてもおもしろいです。更新待っています( ´ ▽ ` ) (2019年4月1日 17時) (レス) id: 8383f70739 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 早く合宿とか他校の絡みをみたいです。これからも頑張ってください (2019年3月22日 1時) (レス) id: 9d28606b1e (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - とても面白いです (2019年2月26日 23時) (レス) id: 723e571874 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華籠(プロフ) - な、なーにゃーにゃ様のハイキュー小説だと！？好き×好きで幸せすぎる！更新頑張ってください！（感涙） (2019年2月18日 21時) (レス) id: f63bba6551 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なーにゃーにゃ | 作成日時：2019年2月18日 20時
