24・弟 ページ23
俺の目には血が飛び散った光景がひろがった
レオ「…っ!?」
トーヤ「にい.…ちゃん?…血が…」
ポタッ…ポタッ…
赤い血が流れ出している
トーヤの兄の手が赤くそまっていく
トーヤの兄がトーヤの首を切ろうとしていた、レイスの剣を素手で掴んでとめていた。
グレイド「やっぱさ、お前。弟、大事なんだろ?手こんなにして守るくらい。」
レオ「………」
グレイド「だんまりか…レオ?」
レオ「………」
トーヤ「レオにいちゃん…ねぇにいちゃん…」
レオ「近づくな!!お前なんかお前なんかっ!…っ!?…だいっきらいだ!」
ほんとに、レオさんはトーヤのこと嫌いなのか?
嫌い…ならなんでそんな顔してるんだろう…苦しそうな顔…
「俺行ってくる。」
ウィズ「え?リアーノくん?」
「あの、レオさん。」
レオ「あ?」
「ほんとは…トーヤのこと好きなんですよね。」
レオ「違う!好きじゃない!!!」
「好きじゃないならなんで…こんな苦しそうな、悲しそうな顔してるんすか…」
レオ「…っ!?…俺は…弟がっ…いや、レイスの海賊をつぶし…たくて…」
「それ、ほんとっすか。」
グレイド「A…」
「あんたの顔見てるとそんなこと考えてるとは思えねぇ。」
レオ「うっ…俺はレイス…を…つぶさ…なきゃ…弟を…弟を…トーヤを忘れなきゃ…………」
トーヤ「にいちゃん…」
レオさんはその場に座り込んで、血が出ていない方の片手で顔を覆った
レオ「……やっぱやだなぁ…弟忘れるのもやだし…レイス潰すのだって…また昔みたいに弟と笑ってグレイドと馬鹿話して生きてたいよ…」
グレイド「レオ、お前は強いやつだ。お前がそうやって生きたいって思えばきっと生きていける。」
トーヤ「にいちゃん、僕もそう思うよ」
「俺も思ってます。」
レオ「…そうかなぁ…あり…がとな。」
それだけ言うとレオさんは倒れた
レオさんはとてもスッキリした顔で、少し涙を流したあとがあった。
グレイド「A、お前、よくやったな。」→頭撫で撫で
「え、あ…うん///」
トーヤ「A、ありがとな。俺のにいちゃんを助けるのに力貸してくれて」
「いいよ、トーヤ。仲間だろ…//
あ、最初話しかけてくれた時のトーヤじゃないと俺違和感しか感じないから、次話したときはあの時のトーヤでいてくれよ((ニッ」
トーヤ「もちろんだ!!!」
グレイド「よし!んじゃAとトーヤも仲良くなったし、レオを医務室に運ぶかー!」
レイスの声が広い海に響いた。
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作者名:翔 | 作成日時:2017年3月16日 14時