君の反応が知りたくて。[ジョジョ短編集]

メローネがいない時に、ナンパされてみた。2 ページ7

「1人なんだ。俺らと楽しいことしない？」

震えながら一生懸命首をふる。
ベンチから立ち上がり、震える足で逃げようとする。
が、当然逃げれるわけがない。呆気なく手首を掴まれてしまった。
今、時間帯は夜。それに、私がいる場所は公園の中でも人気が少ない場所。これはまずい。

「いい体じゃん。」

私は抵抗できるはずもなく、されるがままになっていた。
1人の男には軽くキスされてしまった。
もう1人の男には腰を触られた。

どちらもメローネ君からもよくされることだが、このチャラ男達にされると、覚える感情は恐怖しかなかった。嫌だ。メローネがいい。
私は精一杯声を出そうと努力した。

「……ぁ、……メ、メロ……」

駄目だ。声が出ない。出したいのに。逃げたいのに。メローネに会いたいのに。

「次は深いのいっちゃう？」

「いいね〜。」

1人の男に顎を持ち上げられた。
キスされる。
私は覚悟を決めて、この現実から目を背けるように目を閉じた。
…………………
だが、いつまでたっても唇には何も触れなかった。
「おい。お前ら何やってんの？」
愛しい人の声が聞こえて、私は驚きながら、たまらず目を開けた。
すぐ目に飛び込んできたのはメローネ。
今まで一度も見たことのない嫌悪の顔で男二人を睨みつけている。
男2人は負けじとメローネを睨んで叫んだ。

「あぁ？！お前誰だよ！」

「ﾁｯ、彼氏持ちかよ！」

メローネは、その言葉を聞いて急に優しく微笑んだ。

「彼氏だよ。よく覚えておいてよねクズ共。」

彼はそう言った瞬間真顔に戻り、男二人を殴り、気絶させた。

「大丈夫？A。」

「え…あ………」

「ちょ、なんで泣いてるの？！なんかされた？！」

安心した瞬間、涙がどっと溢れた。
拭いても拭いても止まらない。
あたふたしているメローネに、私は泣きながら答えた。

「えっと…、腰触られて…キスされた……んっ…？！」

私は一瞬、何が起きたのか分からなかった。
メローネは私の腰を触りながら、深い深い口づけをしたのだ。
しばらくして、メロー君は私を見つめて微笑んだ。

「……ふっ、消毒だよ。Aは俺のモノなんだから。」

「……っ、馬鹿…！」

いつもは辞めてと軽蔑の目で見てしまうが、今はとても嬉しかった。
…私の彼氏は、確かに変態野郎だ。
だが、それでも私の大好きな自慢の彼氏だ。

…………………………
結果
買ったジュース放り投げてまで助けに来てくれました。そして、消毒までしてもらいました。

仗助がいない時に、いじめられてみた。1→←メローネがいない時に、ナンパされてみた。1

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーナンバー

8

ラッキージョジョキャラ

康穂

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