君の反応が知りたくて。[ジョジョ短編集]

承太郎に、照れされてみた。 ページ12

彼は冷静沈着だ。だから、あまり表情が顔に出ない。
オマケに口数も決して多くはない。

「………何だ？」

私は、隣に座っている彼…承太郎の顔をまじまじと見た。
承太郎と私は付き合っているが、今まで1回も承太郎が顔を真っ赤にして照れた所を見たことがない。
確かに少し顔が赤くなっていたりはするが、私はもっとデレデレな顔をした承太郎が見て見たいのだ。
………そう思うのは、おかしいだろうか。

「なんでもない。ただ、かっこいいなと思って。」
「……そうか。」

承太郎は頬をほんのり赤くして、少し俯いた。これが彼の照れ方だ。
しかし、私が見たいのはこの顔ではない。
私は少し考えてから承太郎に聞こえないように、あっと声を上げた。
良い考えがある。

「ねえ、今から承太郎の好きな所言ってもいい？」
「……急にどうした。」
「いいでしょ？今くらいしか言えないし。」
「……構わないが。」

私はニヤニヤしそうな顔を見られないように承太郎の好きな所を口にした。

「まず、かっこいい所でしょ〜？あとは冷静沈着な所、私が泣いてるとキスしてくれる所、私が男子と話してる時に嫉妬してくれたりする所、たまに甘えん坊だったりする所…」
「……おい。」

「私にだけ笑顔を見せてくれる所、気遣いができる所、敵には容赦ない所、私をいつも守ってくれる所…」
「もうよせ。」

段々顔が赤くなっている承太郎を見つめながら私は更に続ける。

「喧嘩してもすぐ謝ってくれる所、仲間を大切にしてる所、私を誰よりも愛してくれて……？！」

私は話せなくなった。
声が出ない。
……塞がれているのだ。承太郎の唇に。

「……っ、承太郎？急にどうした…の…。」

私は目を見開いた。
彼の顔が真っ赤だったのだ。
今まで見たことが無いくらいに。

「もう…やめろ。……恥ずかしい……。」

承太郎は、少し目線を逸らして私にそう言った。
その声は、普段よりも小さくて、聞こえずらかった。

「ふふ、ごめん。照れた顔がどうしても見たくって。」

私は承太郎の全てがたまらなく愛しくて、ぎゅっと彼に抱き着いた。

「……見たいならいくらでも見せてやるぜ…A…。」

そう言うと承太郎は、私を真っ直ぐ見つめた。
近い。舌を伸ばせば届きそうなくらいに。
きっと今私は彼より顔が真っ赤に染まっているだろう。

「……大好き。」

私は承太郎に聞こえるようにそう呟くと、彼の唇を奪った。

……………
結果
照れてくれました！可愛い！(

ミスタに、嘘泣きしてみた。1→←リク☆ リゾットに、休んで！と言ってみた。2

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーナンバー

8

ラッキージョジョキャラ

康穂

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