君の反応が知りたくて。[ジョジョ短編集]

ナランチャに、大好きって言ってみた。 ページ1

「ねえ、ナランチャ。」

九九を一生懸命唱えているナランチャに向かって、私はぼそりと呟くように声をかけた。
ナランチャは、唱えるのをやめて、不思議そうに私の目を見つめた。
とても綺麗な瞳だ。私は少しだけ口元が緩んだ。
私はナランチャが好き。だが、彼は私の気持ちに気づいていないだろう。

「ん？どうしたんだ？A。九九間違ってたか？」

私はいや、違うよと苦笑いをした。
そして、深呼吸してから口を開いた。

「ナランチャて、私のこと好き？」

「へ？」

ナランチャは首をかしげてなんでそんなこと聞くんだ？と、少し困ったように考え始めた。

「別に…好きだけど。それがどうかしたのか？」

…………ナランチャの[好き]は、きっと友達としての[好き]だ。
彼は鈍感だから仕方がないと私は思っているのだが、悔しい。早く気づいて欲しい。

「私も好きだよ。大好き。」

だから私はこの思いが伝わるように、ナランチャに心を込めてそう言った。
ナランチャは、唖然と私の目を見つめてから、何かを察したかのように急に頬を赤く染めた。

「えっ？！ちょ……、それって、もしかして……？」

彼は、もごもごと言いにくそうに俯いてしまった。意味を理解したようだ。
だが、ナランチャを困らせたくてそう言った訳では無い。私は慌てて謝ろうとした。
が

「それって……期待しても……いいのか？」

ナランチャが先に言葉を口にした。
私はふっと笑って返事をした。

「勿論。」

その言葉を聞いたナランチャは、私との距離をつめ、恥ずかしそうに私の頭に手を回し、私の唇に自分の唇をそっと重ね合わせた。

「お、俺から言わせてくれ……。好きだ。A。その…、一人の女の子として…」

ナランチャはそう言って、照れながらにへっと笑った。
私は目を見開いて、ナランチャを見つめた。
だんだん顔が赤くなっていくのがわかる。

「……私も、好き。」

ナランチャは愛おしそうに、私を見つめている目を細めた。
私はナランチャ君にぎゅっと抱きついた。
彼の体温があたたかい。

「あはは…、可愛すぎかよ…クソッ…」

ナランチャ君は、私を力強く抱きしめ返した。

……………………………
結果
大好きって言ったら、照れてくれました。
彼も大好きだったようです。

露伴先生に、私の事嫌い？って言ってみた。1→

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーナンバー

8

ラッキージョジョキャラ

康穂

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