君の反応が知りたくて。[ジョジョ短編集]

ミスタに、嘘泣きしてみた。2 ページ14

「おい、A〜。ちょっといいか〜？」

私はその声を聞いた途端、手を止めた。
この声はミスタの声だ。玄関から聞こえる。
私は早歩きで彼のいる場所へと向かった。

「どうしたの？」

私が歩きながらミスタに尋ねると、彼は苦笑いして 実はさ と話し始めた。

「買い物行ってたんだけどさ、買いすぎちまってよぉ。これを奥まで運んでくんねぇ……か……。」

彼は驚いたように目を見開いて私の顔をまじまじと見た。
何か顔についていただろうか。

「……A…何で、泣いてるんだ？」

え、泣いてる…？
自分の顔を触ると、確かに涙が出ていた。
玉ねぎを切っていたときに出てきた涙だ。

「何かあったのか？」

ミスタは心配そうに私に近づいた。
私は苦笑いして首を振った。

「なんでもない、大丈夫だよ！」

「お前の大丈夫はどうせ大丈夫じゃねぇだろ？…それに、俺じゃあ頼りないかもだけど、好きな人の涙なんて見たくないんだぜ？」

私は彼のその言葉を聞いて、えっと声を上げた。
私の聞き間違いだろうか。

「す、好きな人…って…。」

「あ？…あー…。クソ、言っちまった…。」

ミスタは顔を赤くして、私から目線を逸らした。よく見たら耳まで真っ赤だ。

「……そーだよ。俺はAが好きだ！！……悪いか！！」

私は、やけくそのように叫んでいるミスタ君を見つめた。
ミスタは、さっきよりも顔を赤く染めて私を真っ直ぐに見つめ返している。

「……悪く、ない…よ。私も好きだから…。」

心臓の音がうるさい。ミスタに聞こえてしまいそうだ。
私は照れながらミスタにそう告白した。
恥ずかしくて声が小さくなってしまったが、聞こえていただろうか。

「………ッ、マジかよ……ありがとう…っ…！」

嬉しそうな声と同時に、暖かい温もり。
どうやら聞こえていたようだ。ミスタは、私を優しく抱きしめてくれた。

「…で、どうしたんだ。その涙はよぉ。…何かされたのか？」

「あぁ…、いや、ただ玉ねぎ切ってただけなんだけど…。」

「えっ」

…………………
結果
終わり方がミスタいじめ？なんのことかn(
まあ、心配してくれました！(

リク☆ 花京院に、明日死ぬとしたらどうしたいか聞いてみた。→←ミスタに、嘘泣きしてみた。1

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーナンバー

8

ラッキージョジョキャラ

康穂

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