好きだけど、【灰谷蘭】 (ページ38)

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thirty-eight ページ38

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洗い足りなくて必死に身体を擦って

何度もうがいしてを繰り返してると

ガチャと風呂の扉が開く

『ちょ、やだって言ったじゃん』

裸で入ってくる蘭

私の身体をジロジロと見て

ため息を吐かれる

あ、やっぱり私汚いんだ

手が震える

蘭「ねぇ」

怖くて俯いたたままの私に

蘭は優しく身体に触れてくる

蘭「アイツに触られたの気持ち悪かった？」

黙って頷く

蘭「それ以上身体洗うと皮剥けちゃうから辞めな」

何度も洗いすぎて真っ赤になってる私の肌

『ら、んは嫌でしょ。こんな身体』

涙が出そうになるのを必死で堪える

蘭「こっち向いて、」

少し顔を上げてると蘭と目が合う

蘭「俺に触られるのは気持ち悪くない？」

『そんなの、当たり前じゃんっ、』

蘭「ならよかった。」

そう言って唇が重なる

何度も何度も角度を変えて重なる

舌が入ってきて歯列を1個ずつ確認する様に舐められる

『ら、んっ、くるしっ、』

お風呂場のせいで酸素が薄くなる

蘭「んっ、先出てて」

唇が離れて少し寂しくなる

『うん』

先にお風呂を出て

ソファに座ってぼーっと待つ

あぁ、今日は色んなことがあったな

体育座りをして頭を埋める

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