第22話 ー Atsumu sideー ページ24
ー 侑side ー
三宅A、真莉とは全然ちゃうくて大人しい奴。
1回しか話とらんけど、おどおどしとって俺は好きやない。
真莉ははっきりしすぎやけど、はっきりせんのもどーかと思うわ。
あの日まで三宅Aはそんな印象やった。
A「万全な状態でバレーした方が思いっきり楽しめると思いますけど」
侑「(...なんやねん、こいつ)」
右足を若干痛めとったのに気付いてわざわざ言いに来よった。
俺が知っとる三宅はもっとおどおどしとる奴やったから、たまげたわ。
あない真剣な顔でスラスラ話せるんやなって。
でも、言い終わった思たら、血相変えて走ってどっか行った。言い逃げすんなや。
そのあとは、北さんに正論パンチをくらった。
北「悪化せんで済んだんやから、あの子にお礼言うとくんやで」
侑「...はい」
治「俺が伝えといたろか」
銀島「なんでやねん」
侑「はあ?!自分で言うわアホ!」
治「お前話しかけたら三宅さん怖がってまうわ」
角名「確かに」
――――――――――――――――――――
次の日、北さんにお礼言え言われたからまあ、一応伝えとくことにした。同じ学校で同じ1年やねんから放課後とか会うやろ。
そんで、まずはあいつに聞いときたい。
侑「おい」
真莉「...なに」
侑「お前の妹、なんやねん」
真莉「はい?」
侑「...昨日、俺が怪我しとるの気付きよった。他の奴らは気付いとらんのにや。まあ、サムは知らんけど」
真莉「...」
侑「なんなんやあいつ」
真莉「.....Aは観察力と洞察力が優れてんの。だからじゃない?」
侑「...」
観察力と洞察力、な。
それなら納得いかんことも無いか...。
真莉「それと、あれはとにかくバレー馬鹿だから」
侑「はあ?」
真莉「バレー楽しくやらない奴は許せないらしいよ。だからAには気を付けな〜」
侑「.......バレー馬鹿なあ」
真莉はバレーの話なるとめちゃくちゃ話すから、バレー馬鹿やん、と思っとった。けど、そのバレー馬鹿が言うくらいやから相当なんか...?
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莉智(プロフ) - 興馬さん» ありがとうございます! (2020年9月22日 22時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - 莉智さん» いぇいぇ、更新大変だと思いますが、頑張ってください (2020年9月22日 21時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
莉智(プロフ) - 興馬さん» 大変申し訳ありませんでした。見つけ次第修正致します。ご指摘ありがとうございました。 (2020年9月22日 13時) (レス) id: a60286b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
興馬(プロフ) - あ…あの、ちょくちょく由利と名前が出てきてたのですが (2020年9月22日 10時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉智 | 作成日時:2020年8月17日 22時