争いを始めよう ページ9
マズイマズイマズイ！！！！
ソラ「ちょっ、何処行くの！てか足速っ！」
ソラの手をしっかり掴んで全速力で屋敷の中を走り回る。後ろに見えますのはヤクザ、右手も左手も前からもヤクザ、渡された銃が弾詰まりさえしてなかったら最高のロケーションだったな！！
『オラ、待たんかい小娘ぇ！！』
「誰が待つかよ！！」
ソラ「(何処が別人だよ…)」
もう少しで十字路に差し掛かる。どうせ右と左には銃を構えて待ってる奴がいるし、後ろからは太刀を持った大男が追いかけてくるし。もうどうにでもなれ！皆殺しだ！
廊下が交わる瞬間、右で銃を構えてる奴が姿を現したその一瞬で、ポンコツパイソンを使い相手の手から銃を叩き落とし、左の奴は後ろ足で蹴り飛ばした。
『ど、何処行きやがった！？』
『一瞬で消えたぞ！？』
そして私はソラを抱えて、足の裏に念を集中させて天井に足をつけた。上を見上げられたらおしまいなだが、こいつらは誰も相手が忍者だとは思ってないので何もない限り上は視界に入らないはずだ。この屋敷天井高いし。
思惑通り右左を見回して首を傾げてる男達を見てちょっと可愛いなと思いつつ、さっき男から拝借したトカレフの引き金を引く。装弾数は8発。ここにいるヤクザはざっと数えて20人。
『っぐ、あぁっ！』
ずっと、試したかったことがあるんだ。
『上だ！上にいるぞ！』
『兄貴！！！クッソ、あのアマよくも…っ！』
まずはじめに大男を撃ち抜いた弾は、勢いを弱めることなく、次の男を撃ち抜く。
『ああぁっっ！！！うがぁっ！！』
気付いたんだ。私の念能力を駆使すればたった一発の弾で、何人も倒せるってこと。勢いが弱まることはない。逆に弾の速度はどんどん速くなっていく。
『もういい、撃て！！あいつを殺せ！！』
銃を持ってる奴、全員が私に銃口を向ける。
だから、さっきの弾が後ろから迫ってくるのには誰も気付かない。死人に声はないし、叫ぶ暇さえないくらい弾の速度は速くなっているから。
『っが…………はっ』
最後の一人がぶっ倒れた後、弾はカランと音をたてて地面に落ちた。
私も力を抜いて地面に着地する。お姫様抱っこされたソラは不機嫌そうに私を見た。
ソラ「…早く降ろしてよ」
あんなに人が死んでいくのを見て、本当に怯えないんだ、この子。
「でもこっちの方が安全だと思わない？」
ソラ「僕の男としてのプライドに傷が入る」
「それは困るね」
仕方なくソラを解放した。でも彼は、握った手は離さなかった。
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ナツメ(プロフ) - 緑那さん» 緑那さんはじめまして、作者のナツメです〜〜＼(^_^)／私も緑那さんのコメントを読みながらどきどきしちゃいました…！！めっちゃ励みになるし超嬉しいです〜〜(;_;)本当にありがとうございます！これからも頑張るのでぜひ読んでいただければなと思います！ (2019年6月25日 20時) (
レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - はじめましてコメント失礼します……！興奮しすぎてまとまってない感想を殴り書きしたら普通に文字数オーバーだったのですごく簡単になってしまうのですが、読んでるあいだずっとどきどきしてました。自分でもびっくりです読んでてめっちゃわくわくしました……！！ (2019年6月25日 17時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - すーさん» わー！！ありがとうございます！頑張ります＼(^_^)／ (2019年6月14日 6時) (レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 続き待ってます！ (2019年6月9日 13時) (レス) id: 53cfd44f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツメ | 作成日時：2019年5月25日 23時
