腹が減っては何とやら ページ38
昨日は何やかんやで暇そうなメンバーが集まって真っ昼間から酒盛りが開催された。
アルコールを摂取して気分を良くした者達はオレンジジュースを煽る私を随分と馬鹿にしてくれた。『お前らは節酒しろ』と言ってやったのだが、悲しいことに酔っ払いにはギャグだと伝わらなかった。南無。
一夜明け、9月1日午後7時。 借宿に再び全員が集まったところで、クロロが立派にこう言った。
クロロ「今から全員で、飯を食いに行く」
「あははっ！！！wwwwふっwwwはwww」
思いもよらない指示に私だけが笑いを堪えきなかった。まずい、腹が捩れる。これからたらふく食べないといけないのに。
クロロ「訂正する。A以外、だ」
イラッときたのか、クロロはこちらを睨みながら冷たくそう吐き捨てる。
「そんな！酷い！私だけがただ飯にありつけないなんて死んだ方がマシだ」
フィンクス「急にマジ声になったな」
フェイタン「こいつ本気ね」
当たり前よ。
クロロ「皆、今日はAの奢りだ。死ぬ気で食え」
「はい？！」
ウボォーギン「マジかよ！？やったぜ！」
マチ「それなら高級中華に行こうよ、アタシ小籠包食べたい」
ノブナガ「おぉ、いいなぁ。八宝菜とかな」
シズク「杏仁豆腐もあるかな？」
フェイタン「きとあるよ」
クロロが提案した途端、あちこちから「わぁ！」「やったぁ！」等の声が上がる。いや待てふざけるな。盗賊なら食い逃げの1つでもしてみろってんだい。
ヒソカ「Aちゃん、ご馳走さま♥」
いきなり耳元で聞こえた声に体が拒否反応を示し、十歩くらい引いたところで彼を指差し叫んだ。
「やめろ！今この瞬間全身に鳥肌が立ったわ！それに君！900万振り込んでないのまだ知ってるんだからな！？」
ヒソカ「さりげなく金額盛るのやめてよ♣」
シャルナーク「何、ヒソカAに借金してるの？」
フィンクス「おいおい…それだけはやっちゃいけねぇだろ」
コルトピ「人としてクズだね」
フランクリン「Aに借金するくらいなら何処ぞで野たれ死ぬ方がまだマシだな」
フェイタン「どのみち未来はないね」
酷い言い様だな？流石にヒソカ可哀想だ。まぁ絶対助けないけどな。本音を言うといい気味だと思ってる自分もいる。しかし何か、私までディスの対象に入ってる気がしてならないんだが？
そんな風に揉めているうちに、もうクロロと他数名は出口へと歩みを進めていた。
ウボォーギン「おめぇら、早く来ねぇと置いてくぞ」
「「はーい！」」
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ナツメ(プロフ) - 緑那さん» 緑那さんはじめまして、作者のナツメです〜〜＼(^_^)／私も緑那さんのコメントを読みながらどきどきしちゃいました…！！めっちゃ励みになるし超嬉しいです〜〜(;_;)本当にありがとうございます！これからも頑張るのでぜひ読んでいただければなと思います！ (2019年6月25日 20時) (
レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - はじめましてコメント失礼します……！興奮しすぎてまとまってない感想を殴り書きしたら普通に文字数オーバーだったのですごく簡単になってしまうのですが、読んでるあいだずっとどきどきしてました。自分でもびっくりです読んでてめっちゃわくわくしました……！！ (2019年6月25日 17時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - すーさん» わー！！ありがとうございます！頑張ります＼(^_^)／ (2019年6月14日 6時) (レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 続き待ってます！ (2019年6月9日 13時) (レス) id: 53cfd44f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツメ | 作成日時：2019年5月25日 23時
