きらきらひかる ページ30
クロロ「そういえば、お前が俺以外のメンバーと仕事するのもかなり久しぶりじゃないか？」
「そうだよ、だからみんなに会うのちょっと楽しみ」
私は昔から単独行動とかクロロのお供をしていることが多かったから、仕事で皆と一緒になったりすることは滅多にない。
集団で動くより、一人で動く方が得意だから彼も配慮してくれているのだ。
クロロ「連絡もとってなかったのか？」
「うん。最近連絡とったり何度か会ったりしたのはシャルだけ」
クロロ「そうか、お前シャルとは普通に仲良かったもんな」
「他の皆ともちゃんと仲良いです〜」
クロロ「あぁ、そうじゃなくて。お前たちはうまくやれてるっていうより、お互い素直になれてるって感じだから、本当に良い組み合わせだと思うよ」
クロロは見透かしてるみたいに優しく言った。聖母かよ。君に母は似合わないからやめろ。
「うん、まぁね」
恥ずかしい気がして視線を窓の外に投げた。
あー、顔あつ。空調効いてないんじゃない？ここ。
クロロ「A、もし俺に何かあった時…次の団長はお前だぞ」
「は？」
驚いて視線を戻すと、クロロが真剣な顔で私を見た。冗談じゃ、ないのは明白だ。
「何で私？年功序列じゃないの？」
クロロ「なわけあるか。お前ノブナガいくつだと思ってるんだ。旅団の中で、俺を倒したのはAだけだからだろ」
「いや倒したって言ってもあれはクロロもガチじゃなかったし…！」
クロロ「負けは負けだ。そもそも俺がお前になら任せたいと決めて言ってるんだ。疑う必要はない」
うん、そっか。そうなんだけど、何かいきなりすぎて良くわからん。フラグのような気がする。うまく、受け止められるまで温存しておくしかないんだろうけど。
「わかったよ。皆のことは任せて。私が一番年下だけど」
クロロ「あぁ。頼りにしてる」
最近のクロロは、笑ってても寂しそうじゃなくなった。あんなに寂しく儚げな空気が辺りから立ち昇っていた少年だったというのに。どんなビフォーアフターだ？匠は誰？原因の１つに、私も首を突っ込んでいればいいのですが。
ふと窓の外を見ると、海が見えた。水面に太陽の光が反射してキラキラ光っている。
「幻影旅団なんだからさぁ、いつかみんなで旅とかしたいね。大きな船に乗って、海を見ながらゆっくり」
クロロ「いいな、それ。俺もしたい」
とりとめもないことを呟いたら、彼も意外とノリ気で、笑った。
「あははっ、しようよ。やること全部終わったら」
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ナツメ(プロフ) - 緑那さん» 緑那さんはじめまして、作者のナツメです〜〜＼(^_^)／私も緑那さんのコメントを読みながらどきどきしちゃいました…！！めっちゃ励みになるし超嬉しいです〜〜(;_;)本当にありがとうございます！これからも頑張るのでぜひ読んでいただければなと思います！ (2019年6月25日 20時) (
レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - はじめましてコメント失礼します……！興奮しすぎてまとまってない感想を殴り書きしたら普通に文字数オーバーだったのですごく簡単になってしまうのですが、読んでるあいだずっとどきどきしてました。自分でもびっくりです読んでてめっちゃわくわくしました……！！ (2019年6月25日 17時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - すーさん» わー！！ありがとうございます！頑張ります＼(^_^)／ (2019年6月14日 6時) (レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 続き待ってます！ (2019年6月9日 13時) (レス) id: 53cfd44f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツメ | 作成日時：2019年5月25日 23時
