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ひかとはクラスが違うから、いのちゃんと2人でクラスへと向かう。
ありおか「ねぇ？いのちゃん？」
隣にいるいのちゃんの名前を呼んでみると、「なぁに？」と返事が返ってくる。
ありおか「今日、バイト休んだら？」
いのちゃんの体調を気遣ってそう言うと、いのちゃんは歩いていた足を止める。
いのお「はぁ？大ちゃんばかなの？
圭人が帰ってきて、人数増えたのはいいものの圭人のファンもまた来るようになったからあんくは忙しいの…！
今おれが休んじゃったらみんな大変でしょ？！」
そう言い切ってから咳き込み出すいのちゃん。
一気に話しすぎて喉が痛くなっちゃったみたい。
「大丈夫？」と声をかけながら背中をさする。
ありおか「あんくが忙しいのは、俺だって身をもって感じてる。でもね？
いのちゃんのことが好きで来てくれる子だっていっぱいいるんだよ？
なのに、そんな状態で接待なんかしてたらその子達心配しちゃうよ？」
俺がそう言うと、「そっかぁ」と納得して再び歩き出すいのちゃん。
いのお「んー、じゃおれ休もうかなぁ…。
大ちゃん、ごめんだけど薮に伝えといて？」
いのちゃんに了解の返事をして、教室へと入る。
今日のバイトはいのちゃんいないけど、いのちゃんの分まで頑張ろうっと！
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作者名：るん | 作成日時：2017年1月12日 22時
