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いのお「いーのっ！別にっ！
…やぶ！ほんとに有岡、ここで働くの？！」
いのおくんのその質問に平然と答える薮ちゃん。
いのお「わかった、でも！
おれ、有岡と一緒のシフトには入らない！
そーゆーことじゃないと、おれ、お前と働きたくないから。」
まるで、俺がいのおくんの顔写真を撮らなければいけないのを知っているかのようにそう言った。
その言葉だけを残して伊野尾くんは着替え場に戻っていった。
やぶ「相当いのおに嫌われてんのな、大ちゃん。」
やまだ「ここまでとは思わなかったよ、大ちゃん。何したの？」
やおとめ「クラスで何かしてるわけ？いのちゃんの顔をみよう、とか。」
なんでここの人はこんなにも鋭いんだ。
俺は全てを3人に話した。
テストで負けて、俺がいのおくんを尾行して顔写真をクラスの人に見せなければいけないこと、いのおくんを尾行してたら、この店についたこと、
やぶ「あ〜ぁ、よくあるわな。」
と言って薮ちゃん達は明日、学校で何か聞かれても今日あった事は何も答えず、ここで働け。と言った。
やおとめ「だいじょーぶ、いのちゃん、今はあんなに嫌ってるけどしばらくすれば大ちゃんのこと、わかってくれるから。」
そう言ってくれた。
てことで、僕、明日からここのバイト、頑張りまーす！
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作者名：るん | 作成日時：2017年1月12日 22時
