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赤「神山ーーー。おるかー？あら、」
勢いよく部室の扉を開けたのは重岡先生。
重岡先生の視線の先には俺に涙を拭いてもらっている佐々木さんがいて、佐々木さんは先生と目が合うと必死に弁解を始めた。
ｻｻｷ「目にゴミが入ってたんで神山くんに取ってもらってたんです！！」
赤「はいはいはい、そない必死にならんでええから笑。神山、佐々木のこと泣かしたらあかんでーー。」
ｻｻｷ「だから！」
緑「はーい。気をつけまーす。」
ｻｻｷ「神山くんも何言うてるの！」
俺らを見つけた時の目が全然笑ってないように見えたけど今は全然、気にしてへん感じやし…。
重岡先生がドリンクのタンクを持っているのを見つけ、それどうしたん？と聞くとあぁ、そうこれを言いに来てん！！とかごを持ち上げた。
赤「神山に追加のドリンク頼んだんに全然持ってきてくれへんからまた追加の頼もう思って来たんよ。次はタンクで頼むー。俺も手伝うし。」
緑「あー、ごめんな？佐々木さん練習見に行っておいでや。」
ｻｻｷ「わかった！…ありがと、神ちゃん！笑」
緑「あ、…おん！」
神ちゃん、って呼ばれたことにびっくりはしたけど仲良うなれるんかなってちょっと嬉しくなった。
赤「神ちゃん、て呼んどるような仲やったっけ？」
隣で作業しとる重岡先生から発せられた声がいつもとは想像できひんくらい低くてびっくりして顔を見ると“重岡先生”やなくて、完全に俺の彼氏の“重岡大毅”の目で俺を見ていた。
緑「え、あ……だい、きくん」
赤「…神山、手止まってんで。急がんとみんな疲れてるんやから。」
緑「……あ、うん。そうやね。」
怖くて、驚いて、答えられへんままおったらいつもの“重岡先生”に戻って笑顔でそう言ったから尚更怖くて。
さっきの佐々木さんとの沈黙よりも気まずいままふたりでドリンクを作った。
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青「あああああ、つっかれたわぁ。」
緑「お疲れ様〜〜。」
長い練習が終わって、ふたりでアイスを食べながら家に帰る。
青「なぁ、神ちゃんほんまにサッカー部のマネージャー、ならへん？」
緑「んーー、どうやろなぁ。重岡先生と流星おるのはだいぶデカいけど…。」
青「神ちゃん入ったらすっごい懐きそうな大型犬もおるけどな。」
緑「ん？大型犬？」
青「いや、なんもないで。」
分かれ道で流星と別れてからマネージャーについて結構真剣に考えながら歩いていた。
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かみい*(プロフ) - 天然笑窪さん» コメントありがとうございます！！今の少し忙しいので更新速度は遅くなりますが時間を見つけてつつちょこちょこ更新していきたいと思っておりますので、待っていただけると嬉しいです！！ (2019年2月10日 12時) (
レス) id: 94cc54e643 (このIDを非表示/違反報告)
天然笑窪(プロフ) - 更新待ってます！ (2019年2月10日 12時) (レス) id: 549f550e11 (このIDを非表示/違反報告)
かみい*(プロフ) - 不思議な子猫さん» ありがとうございます！！！(；；)ゆっくり更新なのですが、これからも楽しんでいただけるよう、頑張ります！！ (2019年2月5日 17時) (レス) id: 94cc54e643 (このIDを非表示/違反報告)
不思議な子猫(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2019年2月5日 5時) (レス) id: 9d78fca5dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かみい* | 作成日時：2018年7月30日 17時
