遊園地へ ページ49
.
一「今度の日曜に遊園地に行くか」
男らしく笑う兄に驚いたのはつい最近の事で二郎と三郎もノリノリであった
「と、いう訳で黒羽達も行こうよ!」
きっと誘っても大丈夫な筈…。
黒「うん、いいよ」
玲於くんと蒼生さんは気まずそうだったけど来てくれるみたいだった
折角の遊園地なんだ、家族のような人達も呼びたいに決まっている
玲「ねぇ、蒼生さん
Aのとこの長男さ、きっと山田家だけって事なんだよね」
蒼「そーだろうな
悪いことしちまったなぁ」
ヒソヒソと囁きあう二人を横目に私と黒羽はどこに行きたいかを話し出す
日曜日に早くならないかと子供じみた事を思った
当日
二「何でいるんだよ!」
蒼生さん達とは現地集合にして遊園地へとやって来た
「おはよう!」
玲「おはようA
寝坊しそうになった」
「えーよく起きれたね」
黒「昨日は俺の家に泊まったから俺が起こした」
大変だったねなんて声を掛けながら
私はお兄ちゃんと蒼生さんの方を見た
蒼「ごめんな?お兄さん、Aが一緒に行こうって聞かなくてよ」
一「あぁ、いや、仕方ねぇっすよ
折角の遊園地なんですし今日は楽しみましょう」
蒼「そう言って貰えて助かる」
「…お兄ちゃん、蒼生さん達呼んじゃダメだった?」
一「いや!人数が多い方が楽しいからな!気にすんな!」
頭を撫でてくれたお兄ちゃんは笑っていたけど少し寂しそうでもしかしたら、お兄ちゃんは家族だけで行きたかったのかもしれないと今悟った
ごめんねともう一度謝れば今度は4人で行こうなと再び笑った
そうして、アトラクションに乗る内にすっかり楽しんでしまった
玲於くんと三郎は息が合うみたいで話しているし蒼生さんはお兄ちゃんと話している
私だけが二郎と黒羽に挟まれている
黒「A、そっちの味も食べたい」
黒羽はイチゴ味、私はチョコレート味のチュロスを食べ歩いていると黒羽がチョコも食べたくなったのか口を開けてきたので食べさせてやると満足気にしていたので私も貰った
二「A俺にも!」
「?二郎は私と同じじゃん」
もう食べ終えたのか二郎は包み紙しか持っていないがさっき一緒に買っていたはず…まだ食べ足りないのだろうか?
「お腹減ってるの?」
二「そういう訳じゃねぇけど…」
「?変な二郎」
二郎はそれからずっとムスッとしていたけれどその理由を話してくれる事はなかったが割と直ぐに期限は治った
黒羽はそれを見て単純と言っていたけどまぁ、確かにそうだ
蒼「あ、A悪い!俺達もう帰るわ」
751人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» 前に書いた作品なのにコメントを頂き嬉しいです!ありがとうございます!お楽しみ頂けて何よりです! (2020年12月21日 20時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
羅霧 - 凄く感動しました! これからも応援してます! (2020年12月21日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 蒔涙さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2020年9月25日 16時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
蒔涙(プロフ) - 最ッ高でした。。。。イッキ読みしちゃいました。これからも応援してます>< (2020年9月25日 4時) (レス) id: 47c6d7b6cf (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 癒し系猫さん» 歌詞は本っ当に悩んだ部分なのでありがたいです!!!ありがとうございます! (2020年9月24日 18時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:卯月@スイ | 作者ホームページ:http://weareasas
作成日時:2019年11月13日 20時