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彼女だけはボクを── ページ25

二「話がある」




黒「ふーん」



もうそろそろ来るとは思ってたけど教室に待ち伏せはやめて欲しい切実に




黒「いいよ、俺も話したい事あったしおいでよ」



荷物は机に放り投げた
話は長くなるかもしれないから帰ってどこかで話してもいいけどそれはそれで面倒くさい
Aが心配しちゃうし一応学校で話すのに越したことはない




黒「…なに?」



二「敬語使えよ!!」



黒「俺、敬語苦手なんだ」



二「あっそーですか!!」



キレるタレ目は俺の後ろを着いてくる
4階まで階段を登りまたもう一つ階段を登り始める



が、一向に山田二郎は着いてこない



二「おまっ、そこ立ち入り禁止だぞ?何もねーし」



黒「立ち入り禁止だからいいんだよ、誰も来ないし」


上まで登りきると一つのドアがある
屋上への入口だ
本来なら生徒は絶対に入れない
でも、俺達は鍵を持ってるから入れる




ガチャ




二「お前…屋上の鍵持ってるって何者だよ……」



黒「これ?蒼生がくれた」


見た感じ合鍵だろうけどね


(どっかから調達されたであろう)ベンチが数個並んでいる
俺はそれの内一つに座ると山田二郎にも座るように手招きした



黒「それで話ってなに?」



二「Aの事に決まってるだろ!」



だよね、知ってる



黒「Aなら俺の家に居るよ」


二「なっ!?つ、つつつ付き合ってるのか!?」



黒「そんな訳ないでしょ



Aはボクのカミサマ」


俺を救ってくれた唯一の人


二「は?」




Aは、Aだけはボクを見てくれた
たった一人でいたボクを


何時だって助けてくれた──






.

誰にも愛されず生きてきた→←教室に訪れたのは



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卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» 前に書いた作品なのにコメントを頂き嬉しいです!ありがとうございます!お楽しみ頂けて何よりです! (2020年12月21日 20時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
羅霧 - 凄く感動しました! これからも応援してます! (2020年12月21日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 蒔涙さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2020年9月25日 16時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
蒔涙(プロフ) - 最ッ高でした。。。。イッキ読みしちゃいました。これからも応援してます>< (2020年9月25日 4時) (レス) id: 47c6d7b6cf (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 癒し系猫さん» 歌詞は本っ当に悩んだ部分なのでありがたいです!!!ありがとうございます! (2020年9月24日 18時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:卯月@スイ | 作者ホームページ:http://weareasas  
作成日時:2019年11月13日 20時

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