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私の事なんて知らないくせに ページ17

二「お前ら俺の妹に何すんだよ!!!!」




今までの事が二郎にバレてしまった





「…」




最近のお気に入りである池の近くに呼び出され殴られていた私は等々二郎に気づかれてしまったのだ
いや、二郎はきっと前から知っていた
だって、この間風呂に入って来た時バッチリ見られたから…




女1「ち、違うんです!二郎先輩!」


女2「最初にやってきたのはAちゃんで…!!」


女3「私達…だってこんな事したくなかったんです!」


二「巫山戯んな!!俺の妹がそんな事するはずないだろ!!もう二度とAに近づくな!

これは兄ちゃんにも言うからな」



座り込む私を抱き起こしてグイグイと手を引いた
二郎の手は大きくて、どこか震えていた



二「兄ちゃん!Aが!」


一「なんだ?また喧嘩したのか?」



珍しく家にいた兄を呼ぶと兄はすぐに姿を現し私の姿を見るなり目を見開いた



一「それ…どうしたんだ
誰にやられた?」


私の顔は赤く腫れて制服からチラチラと痣が見える


最悪だ


取り敢えずと三郎を呼んで手当てをさせられた
家族会議のように机に座り兄は誰にやられたともう一度聴く


一「正直に言ってくれ、誰にやられたんだ?
もしかして…学校で虐.められているのか…?」



「…兄さんには関係無い」


「二郎にも、三郎にも関係無い」


二「関係なくねぇだろ!?」


一「二郎落ち着け」


立ち上がる二郎を制し兄さんは真剣な表情で私を見る



一「教えてくれないかA。
何があったんだ?」


三「A姉……」



「関係無い。これは私の問題なの
口挟まないで」


二「お前!…兄ちゃんがいつもどんだけ心配してると思ってんだよ!!」


二「何も言わねぇでフラフラ歩いて!仕舞いには嘘ばっかりついて迷惑ばっかりかけやがって」


「…」


三「おい二郎やめろよ!!」



「二郎に何が分かるわけ?」



二「お前が話さねぇから分かるはずもねぇだろ!!」


「うっさいよ、声荒げないでくれない」


私は部屋に戻りたいのと言うが兄達は離してくれない



三「A姉、話してくれませんか…?」



「三郎、関係無いから首突っ込まないで」


三「…でも!」



本当は今日、黒羽達と練習する筈だったのに
今から部屋に戻って着替えて、またリビングに戻ってギターを持って…間に合うかな

間に合わなかったらどうしよう、きっと3人はいつもの広場で待ってる
私が泣いていたあの広場で




.

そのことばだけは聴きたくなかった。特に二郎からは→←全ては順調に進んでいた筈なのに



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卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» 前に書いた作品なのにコメントを頂き嬉しいです!ありがとうございます!お楽しみ頂けて何よりです! (2020年12月21日 20時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
羅霧 - 凄く感動しました! これからも応援してます! (2020年12月21日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 蒔涙さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2020年9月25日 16時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
蒔涙(プロフ) - 最ッ高でした。。。。イッキ読みしちゃいました。これからも応援してます>< (2020年9月25日 4時) (レス) id: 47c6d7b6cf (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 癒し系猫さん» 歌詞は本っ当に悩んだ部分なのでありがたいです!!!ありがとうございます! (2020年9月24日 18時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:卯月@スイ | 作者ホームページ:http://weareasas  
作成日時:2019年11月13日 20時

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