山田家長女は何を叫ぶ【ヒプノシスマイク】

“紅蓮の炎” ページ15

女司会「今日はなんと！！最近人気急上昇中バンドNAMELESS USに来て頂きました！！！」



男司会「おぉ！ついにですか！」


女司会「はい！そして今回！！
特別に生演奏して下さいます！！！
一週間前に公開されテレビ初披露の新曲「紅蓮の炎」を披露して頂きます！

それでは、NAMELESS USの皆さんお願いします！」


これは生中継だ
失敗は許されない、が失敗ではなく成功に繋がるハプニングならば許すと島さんはよく口にする

ハプニングをもモノにしろということだ



初のテレビ出演
緊張しない訳が無い


それよりも舞台袖まで聴こえる歓声に心が躍る

袖から出ると沢山のスポットライトが私達を照らす
まだ真新しい衣装に袖を通した私達はそれぞれの持ち場につき私はマイクに声を通した




「こんばんはNAMELESS USです。
本日はお招きありがとうございます

…硬っ苦しい事はナシにして今日初めて私達を知った人達もファンの子達も全力で


楽しんで」



「“紅蓮の炎”」



4人の声が揃い蒼生さん…いや、エースがドラムを叩き出す




‘’一人でも立ち上がれる理由を知った
ボクは立ち上がる

泥だらけになりながら 血反吐を吐いて
立ち向かう

強ばる手、震える心
掴みたいものがある

それだけ

それだけでいい

打ちのめされて、傷付けられて
紅蓮の炎に焼かれる

ようやく強くなった
一人でも立ち上がれる
一人でも立ち向かえる

ボクは立ち上がる
紅蓮の炎と共に”



曲が終わると静寂に包み込まれるのがわかった
でもそれは一瞬で大きな歓声に変わる



女司会「す、素晴らしい演奏ありがとうございました！では、今日は正体不明のNAMELESS USさん達の秘密に迫っていこうと思います！」



男の司会者に促され私達は司会者達の隣に座る







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全ては順調に進んでいた筈なのに→←歌詞を考えるのは大変

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