あの時の事を── ページ40
意外にあっさりと引っ越しを了承した双子を連れ左馬刻の家へ新居を移した
中は、如何にもお金持ちが住んでいそうなマンションで双子達はすっかりご満悦だ
左「お前らの部屋もちゃんとあるぞ、見て来い」
わーい!と中を探検をし始めた双子を見送り私達はリビングのソファに腰を下ろした
「ふぅ…」
既に荷物は中に運び出されているので荷解きを…と言うことも無く(左馬刻が部下にやらせた)のんびりと過ごすことが出来る
左「結婚式どうすんだ?」
「…え?」
煙草を吸っていた左馬刻が私に雑誌を投げて寄こした
左「挙げねぇつもりかよ」
ムスッといかにも不満ですと書いてある表情を私に向けた
「え、でも双子もいるし…何よりそんな暇…んッ」
そんな暇が無いでしょと言おうとした時左馬刻に口を塞がれた
左「聞こえなかった、もっかい言ってみろ」
「だから!…時間がんッ……ちょっと!!!」
キスで一々口を塞いでくる左馬刻に文句を言うが本人は笑うだけで何も言わない
笑っていたがふと真面目な表情になり言った
左「こういうんのは大事だろ…何より俺がお前のドレス姿が見てぇ」
不意に言われた言葉に頬が赤くなるのを感じながら左馬刻を見つめた
左「時間も金も問題ねぇ、だから最高のモノにしてぇんだ」
「うん、ありがとう左馬刻」
数年前、私が姿を消す前左馬刻に言ったことがあった
『やっぱり憧れるわ』
左『?何がだ?』
『ウェディングドレスよ、女の子は皆憧れるわ』
左『なら俺様が最高の結婚式を用意してやる』
『ふふっ本当?楽しみにしてるわ』
その言葉を覚えていてくれたのが何よりも嬉しかった
「左馬刻愛してる」
左「ああ、知ってる」
左馬刻の肩に頭を乗せ目を閉じた
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卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» そうですか!ありがとうございます!楽しみにしていますね! (2020年12月25日 18時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
羅霧 - ありがとうございます!見せるのは良いですよ! (2020年12月25日 15時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» はい!構いませんよ!羅霧さんが良ければ完成致しましたら見せてくれませんか? (2020年12月24日 21時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
羅霧 - ネットにはあげないですが、おうちでスイさんの書いた、小説を漫画で描いてみていいですか? (2020年12月24日 15時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 羅霧さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!とても励みになります! (2020年12月23日 22時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:卯月@スイ | 作者ホームページ:http://weareasas
作成日時:2019年4月25日 22時