萎縮して来た少年は ページ43
ガラガラ
二「A先生…」
タレ目なのを更にタレた目で入って来た二郎くんはこれから言われていることを理解しているらしい
「はい、いらっしゃい
取り敢えず、腰を下ろして?」
二「…ウッス」
気まずそうに私が座っている正面に座った
「さて、何で呼んだかわかる?」
ビクッと肩を揺らしソロソロと下にあった視線を私に向けたがそれは一瞬で
二「赤点…取ったからです……」
声はどんどん小さくなり目線はまた下へ下へ下がっていく
「そうね、正解よ
あのね、山田くん、貴方はイケブクロ代表のBuster Bros!!!のメンバーで多忙なのは分かってるし学校全体が応援してるのよ?」
二「…はい」
「でも、ほぼ全教科赤点は無いわ」
苦笑気味に二郎くんを見た
二郎くんは目線を机の上に移動させた
二「…はい」
「学生の本分は勉強
これから就職するにしても進学するにしても高校は卒業しないといけないの、不良でも生きていけるからそこは何も言わないわ。
私も特別勉強が好きだった訳じゃないから強くは言えないけれど…ね?」
二「Aさん、勉強教えて下さい…」
恐る恐ると言った様子で二郎くんは言った
もちろんそのつもりだ
「勿論よ、二郎くん
毎日教えられないけれど再試に余裕で合格できる様に一緒に頑張りましょう?」
「あとは、そうね
先ずは比較的出来ている理科と社会の赤点脱却ね!」
二「Aさん、別のにしよう…?」
「一郎くんに言うわよ」
二「それだけはやめて!!」
必死に私を止めてくる二郎くんを見てこの間怒られたんだなと悟った
「よろしい」
今後の方針を決めて二郎くんは教室に戻った
「やる気に満ちているし、覚えはいいから何とかなりそうね」
腰を上げ隣室へ向かった
******
星が赤くなりました!!
ありがとうございます!!すっごく嬉しいです!
左馬刻パワー凄いですね…あんまり出てないけど…
これから徐々に出すので
それまではお待ち下さい
これからもよろしくお願いします!
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卯月@スイ(プロフ) - つんさん» そういったコメントは今まで頂いたことがなかったので嬉しいです!ここまで読んでいただきありがとうございます! (2020年10月23日 22時) (レス) id: 6ffd6a43ea (このIDを非表示/違反報告)
つん - 今では珍しくなった セリフの前に誰の発言なのか分かるようそれそれの名前をつける作品で、誤字脱字もなく分もしっかりしているので、とてもスラスラと内容が理解でき読みやすかったです。名前が有るか無いかだけで読みやすさは変わるので、最高でした! (2020年10月19日 20時) (レス) id: 6f2ea70414 (このIDを非表示/違反報告)
卯月@スイ(プロフ) - 朋輩さん» ありがとうございます!コメントを頂けるだけでとても嬉しいです!これからも頑張ります! (2019年4月9日 21時) (レス) id: ef0564ef41 (このIDを非表示/違反報告)
朋輩(プロフ) - 関連1位おめでとうございます!気の利いたコメントは出来ませんが陰ながら応援してます!!更新楽しみに待ってます^^* (2019年4月9日 21時) (レス) id: 2c86d3d2fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:卯月@スイ | 作者ホームページ:http://weareasas
作成日時:2019年4月4日 21時