短編集(オリジナル) (ページ1)

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話のタイトルを言います！ページ1

「ねえ、言いたい事あるんだ。」

放課後の教室で(好きな人)と二人きり。
そんな事が現実にあるのかとも思うけど、部活動中の後半の時間帯なら意外とあったりする。いつもの席で勉強会。(好きな人)が窓際の席で、(私)はその隣に座る。

「どうしたの？急に。」
こっちを向く(好きな人)の顔は、贔屓かもしれないけど綺麗だと思う。
夕日が(好きな人)と(私)を照らす。(私)の事を応援してるみたいだ。

「話のタイトルを言います！」
(好きな人)は少し大きな声を上げると驚いてペンを置いてこちらを向く
少し長くなるからね。
「なになに、怖いんだけどー」

(好きな人)は(私)の想いも知らずに無邪気に笑ってる。
そんなに笑ってられるのも今のうち。

ちゃんと聞いてもらうよ。
伝えたい事いっぱいあるから。
「いきまーす！タイトル、君の事が好きだよ。〜夕暮れの教室で〜」