どうやら異世界転生したそうですよ。【wrwrd】 (ページ8)

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gr said.

俺はモニターであの女の監視をしている。
トントンとペ神が拷問室を出ていった数分後なにやら1人でぴょんぴょん飛び跳ね大興奮のご様子だ。

見たところスパイのような怪しい素振りはなく、だが見たことも無い衣服を身にまとい見たことも無い持ち物を所持していた。とりあえずこの見慣れない物たちは鑑識のロボロに回すとして……

この見慣れない女はどこまで耐えれるのだろうな。
そう思うとくつくつと笑いが込み上げ楽しくなってくる。効き目が聞いてきたのであろう、さっきまで元気よく飛び跳ねていた女は突然動かなくなってしまった。

tn「さっきはああ言うてたのにえらい楽しんでんな」

モニターに夢中になっていると気づけば横には相棒の顔があった。
眉間に皺を寄せ、何かに怒っているよう。
大体検討はつくがな。

gr「すまかったな。トントン、心配をかけた。
だが突然現れた得体もしれない人間を見るとつい遊びたくなるたちでな。
それに久しぶりのお客様だ。丁寧に対応しようじゃないか…24時間後尋問を開始する、大先生にこの旨を伝えておけアイツに尋問係をまかせる」

愉快に書類にペンを走らせ秘書に託し、トントンはどデカい溜息をついた。

tn「普通の拷問の方が良かったと思うけどな」

もらった紙に目を通し、トントンは何かを連絡しながら部屋を出ていく。
モニター越しでは息絶え絶えに悶え、体の熱を溶かすためどうにかしようとする女の姿。

楽しいな

楽しいな

gr「お前はどのような姿を俺たちに見せてくれるのだろうな…前のようにならないよう慎重にオモチャとして育てよう」

また楽しみがひとつ増えた。

この国の王は、

狂気。