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『………、はぁぃっ、』
気だるい声、女の子らしい甘い声、
二人が今一番、聞きたかった声だった
渡辺「っ、はぁいじゃねぇし、っ!!」
岩本「ふは、良かった……っ、」
渡辺も岩本も泣きながら、小さな白雪を抱きしめる
白雪『ふふ〜、なあんでふたりともないてるの〜、?』
渡辺「…、っAのせいだし!」
岩本「っAが居なくなっちゃうと思ったから、……」
ツンとデレが正反対な岩本と渡辺
『…しんぱい、かけてごめんね、…?』
渡辺と岩本の背中には回らないけど、精一杯腕を伸ばす白雪
深澤「っ、A…」
バタバタと複数人の走る音と共に、深澤の声が重なる
『ぁ〜〜〜っ、ふっかぁ』
深澤「…っ、…、!」
深澤は俯いたまま、渡辺と岩本ごと白雪を抱きしめた
宮舘「皆、団子みたいになってるよ、」(笑)
打ち合わせから帰ってきた宮舘は、訳も分からず笑う
『りょうくん、おかえり〜〜〜っ』
宮舘「ただいま、姫」
バラが飛んでいるのかを疑うくらいロイヤルな空気感を一人纏う宮舘も、流れで白雪を皆ごと抱きしめた
岩本「…A、痛む所とかある、頭とか…?」
『んん〜〜〜、うでがねひりひりする…』
皆して白雪の腕に目をやれば、傷口から血が滲んでいた
渡辺「っ早く!手当て!」
深澤「傷残ったらだめ、まじで!!」
岩本「っやるからお前ら、Aから離れろよ!」
未だに白雪に抱きついたままの渡辺と深澤を引き剥がす岩本と宮舘
『んんぅ、』
白雪は眉間に皺を寄せ、痛がった
岩本「ごめんっ、痛かった、?」
『しょうどく、しみたぁ…、』
岩本「ふは、もう終わったよ、偉い偉い」
岩本は白雪の頭を撫でた
宮舘「佐久間と阿部が心配してたよ、A」
『ぇぇ、二人も、?』
深澤「Jrの皆も責任負ってる、俺が言いすぎたからかも」
渡辺「…アイツらはもっと反省した方がいい」
岩本「こら、翔太」
渡辺「……」
白雪はゆっくりベッドから立ち上がって、歩き出す
渡辺「A、?」
『二人に、元気だよって言いに行かなきゃ』
岩本「…だなっ、阿部泣いてたし」
『っ、じゃあなおさら早く行かなきゃっ』
そう言って部屋を飛び出した白雪と、白雪を追う残り
· · ·
阿部「…っ、A、大丈夫かな、」
佐久間「絶対、大丈夫」
_____ next.
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マスコット - 面白くてドキドキして大好きです!楽しみに待ってます!さっくんの回ドキドキしました!(笑)他の人も書かれるんですか?(*^^*)ぜひ、皆様見てみたいです(笑)大好きです! (2022年10月11日 20時) (レス) id: f0407dfffe (このIDを非表示/違反報告)
槌生物(プロフ) - メイキング編、勝手に全消ししてしまってごめんなさい。作者自身が公開してからずっと「なんか違うな」って思っていて、勝手ながらも納得行かず消してしまいました。もし好きだったのにと思っていただいていた方には、本当にごめんなさい。 (2022年10月8日 20時) (レス) id: 4acc2e7d81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:植生物 | 作成日時:2022年9月24日 22時