第二十五話 ページ34
一次選抜は無事終わり、次は二次選抜へと計画は移っていく
……が、
その前に、選手達にとっては超過酷なフィジカルトレーニングが始まるのだ
朝9時から2時間耐久走を2セット
次に超体幹トレーニング1時間を2セット
ウエイトトレーニングした後は休むことなくスプリント走を100本
これを毎日繰り返す
選手達にとってこの期間中は地獄でしかないだろう
だが、それは選手達だけではない
マネージャーもそうであった
選手達がフラフラになって、青白い顔で嘔吐するのを介抱したり、嘔吐物の後始末をしたりなど。
ドイツにいた頃は、吐く人はそんなに多くはなく、新人達がキツいトレーニングにたまに嘔吐するくらいで、1年もすればそんなものには慣れて今度は吐いてる奴らを笑う立場になる
"トレーニングについて来れなければ失格"
そう聞けば、文句を言う者はいなくなり、皆必死になりながら走り続ける
「う、おぇ…」
「あーそこで吐かないでね〜はいバケツ」
色んなところでぶっ倒れて、吐きだす選手達にもうAも慣れてしまったのか
日々の業務に黒いビニール袋とバケツを持ち歩くのは当たり前になっていた
「やばい…今食べたら吐く…」
「喰っといた方がいいぞ」
疲れた顔をしながら昼食を貪る國神と潔がいた
二人とも箸は全く進んでいない
「二人ともお疲れ様」
「Aさん、お疲れっす」
「あ、Aさん…お疲れ様です。Aさんこそ大変ですよね、みんなの介抱とか‥」
「もう慣れたわ。今の期間はキツいと思うから、何かあれば言って。力になるから」
「ありがとうございます」
二人とも疲れた顔をしながらも無理やり笑ってくれた
二次選抜までの辛抱だ。みんなそれまで耐えて欲しい
「ねぇA〜いつまで続くのコレ。試合よりキツイんだけど」
「二次選抜の準備が整うまでよ、もう少しだから頑張って」
「あ〜そこそこ、めっちゃ気持ちいい」
Aプロのマッサージ師目指しなよ、と目を閉じながら眠そうに自分の両腕を枕に布団に寝転がっている凪
チームVの部屋にて、凪の疲労した身体にマッサージしている最中である
「まぁね、こう見えてスポーツドクターの資格勉強してたから」
「へぇーじゃあなんでブルーロックにいるの？」
「絵心に誘われたから」
「諦めちゃったの？スポーツドクター」
「まさか。W杯も優勝するし、スポーツドクターの資格も取得するわ。
……というか、凪くん…なんか雰囲気変わったね」
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あかお2号(プロフ) - ペトリ皿さん» そんなこと言ってもらえてめちゃめちゃ嬉しいです✨これからも読んでもらえると嬉しいです！ (2022年12月15日 23時) (
レス) id: 33c423dcc1 (このIDを非表示/違反報告)
あかお2号(プロフ) - はーとさん» 私も興奮してますす！ありがとうございます！頑張ります！ (2022年12月15日 23時) (レス) id: 33c423dcc1 (このIDを非表示/違反報告)
ペトリ皿(プロフ) - うわあああ、もう好きです....更新頑張って下さい！！ (2022年12月14日 21時) (レス) @page41 id: cbc38767b3 (このIDを非表示/違反報告)
はーと - うわぁ✨カイザー登場に今興奮してます！！続きがめちゃくちゃ楽しみです！これからも頑張って下さい！！！ (2022年12月11日 16時) (レス) id: 6a8efdd557 (このIDを非表示/違反報告)
あかお2号(プロフ) - しゅなさん» ありがとうございます〜！何とかギリギリ回収出来ました💧読者の方々が理解できる文面かが凄く不安でしたが頑張りました(´˘`＊)これからもよろしくお願い致します！ (2022年12月5日 20時) (レス) id: 33c423dcc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかお2号 | 作成日時：2022年11月18日 16時
