番外編「チームV」�� ページ29
「おい、大丈夫か？」
下にいる私に気づいてくれたのか、彼は声を掛けてくれた
「大丈夫じゃないわ‥凪くん退けてくれる？」
「あぁ、分かっ‥いや待て、瓦礫などの下敷きになった時、むやみに退けると危ないと聞いたことが‥何だっけ、クラッ‥クラッチ‥クラッカー‥いや違うな。クラッ‥」
「クラッシュ症候群ね！！人の下敷きになったくらいでそんなん起こさないから余計な心配せず早く退けてくれない？！」
この男、もしかして馬鹿なんだろうか？
結構深刻な表情で言っていた。
ヒト一人の下敷きになったくらいでクラッシュ症候群になることを本気で心配していた。
「おい凪何処にいたんだよ！探したんだぜ？」
眼鏡の彼に対してキレてしまったところに、部屋の入り口からまた誰か入ってきた
もう一人の彼も凪の下敷きに何かがいることに気づく
「ん？凪の下に何かいる？」
覗きこむように眠る凪の下を覗くと、身長差があり過ぎて身体がすっぽり隠れて見えなかったが、髪の白い女が下敷きになっていた
「おいおい、大丈夫か？」
「‥それ言う前に早く凪くん退けてくれない？」
彼女の体力はもう限界だった
ただでさえ自分の倍の大きさの男を運んで、さらにはその巨体の下敷きになるなんて思ってもいなかった
「お、おう」
やっと身体の重みから解放された
未だ元凶の彼は眠りについたままだ
こんなことに至った経緯を話すと、
「そうか、お前が凪を運んでくれたのか、ありがとな」
俺は御影玲王、この眼鏡かけた奴は剣城斬鉄だと、紹介してくれた
重さから解放されたAはあーそういえばそんな名前だったと思い出す
「‥もう二度としないわ、しっかり面倒見てよ保護者」
「ほんと凪のやつも俺が目を離したらすぐどっか行くし、その辺で寝るからなぁ、」
あまりにも過保護すぎる彼に苦笑した
「さ、そろそろ仕事に戻るわ‥って、」
立ち上がった彼女は困惑した表情をした
御影玲王がこちらをじっと見つめていたからだ
「‥えっと、何？」
「‥お前、俺とどっかで会ったことあるか？」
「は？」
何処の口説き文句だろうか？
御影くんは私の迷惑そうな顔など気にせず、うーんと唸り続ける
「いや、ないけど。」
「ふーん‥ま、いいか。思い出せないならそんな大したことでもねーしな」
彼は悪気なく、ケロッとした顔で言うが
Aの額にピキッと静筋が立つ
「‥なら、聞かないでもらえる？私こう見えて忙しいの」
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あかお2号(プロフ) - ペトリ皿さん» そんなこと言ってもらえてめちゃめちゃ嬉しいです✨これからも読んでもらえると嬉しいです！ (2022年12月15日 23時) (
レス) id: 33c423dcc1 (このIDを非表示/違反報告)
あかお2号(プロフ) - はーとさん» 私も興奮してますす！ありがとうございます！頑張ります！ (2022年12月15日 23時) (レス) id: 33c423dcc1 (このIDを非表示/違反報告)
ペトリ皿(プロフ) - うわあああ、もう好きです....更新頑張って下さい！！ (2022年12月14日 21時) (レス) @page41 id: cbc38767b3 (このIDを非表示/違反報告)
はーと - うわぁ✨カイザー登場に今興奮してます！！続きがめちゃくちゃ楽しみです！これからも頑張って下さい！！！ (2022年12月11日 16時) (レス) id: 6a8efdd557 (このIDを非表示/違反報告)
あかお2号(プロフ) - しゅなさん» ありがとうございます〜！何とかギリギリ回収出来ました💧読者の方々が理解できる文面かが凄く不安でしたが頑張りました(´˘`＊)これからもよろしくお願い致します！ (2022年12月5日 20時) (レス) id: 33c423dcc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかお2号 | 作成日時：2022年11月18日 16時
