彼女はカンタレラ【ブルーロック】

第二十一話 ページ23

翌日___,



「この前の試合のスコア持って来たわ」

次の日、絵心のいるモニタールームへ資料を提出しに来た。
どうやらもう帝襟さんの掃除済みで、部屋は綺麗な状態だった。
ここからどう汚くなっていくのかが見ものである。

「そこに置いとけ。あとで見る」



「相変わらず身体に悪そうなものばっか食べてるわね」

「食事制限なくなったらこういう味の濃いもの食いたくなるんだよ」

マヨレーザー、なんて言いながら焼きそばにマヨネーズを大量にかけ出すのを見るとこちらが気持ち悪くなってくる


「‥にしても貴様も大変だな」

「やっと分かってくれた？私の重労働。じゃあさっさとブルーロック専用ロボでも作ってくれる？私のクローンでもいいから」

「超炎上してるぞ」

「は？」

モニターの一部でTwetterを開いた絵心は、糸師冴のアカウントを開いた


コメント1500件以上
#糸師冴彼女 トレンド入り
#糸師冴 23,840件のツイート
#糸師冴熱愛報道 1704件のツイート

Aは口をあんぐりと開け、モニターに食いつく

「こ、これは‥‥」

「そういえばニュースもしていたな。『糸師冴、一般女性と熱愛報道。女性ファンは不満の声止まらない‥」

「やめてぇぇ！！もう言わないで良いから！あぁもう！だから言ったじゃない！顔出しNGだって！！！
‥しばらく背後に気をつけなきゃ。」

「ブルーロックから出なければお前の身の安全は保証されるだろ」

「それ365日24時間休みなしに働けと言いたいの？」

はぁ、と思わずため息が溢れた

「誤解しないでよ、彼に頼まれてやったの。女除けのためにね。これはフリよフリ」

「そうか、なら良かった。マネージャーのスキャンダルが原石どもに知られたら少々めんどくさいからな」

「スキャンダルじゃないわよ！！」

「お前の原石どもからの人気ぶりを利用して、3ポイントでルシフェル・Aと一日デート権もいいかもしれんな」

「私の価値ケータイと同等？！」

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